2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16GS0201
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
橋本 治 Tohoku University, 大学院・理学研究科, 教授 (50092292)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 哲 東北大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (50280722)
前田 和茂 東北大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (20125652)
藤井 優 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教 (30302079)
金田 雅司 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教 (00400226)
神田 浩樹 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教 (40321971)
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Keywords | ハイパー核 / 電子ビーム / ストレンジネス / 高分解能分光 / (e,e'K+)反応 |
Research Abstract |
ハイパー原子核はストレンジ・クォークを含む多体系であり,強い相互作用によって束縛されたハドロン多体系の研究にとってユニークな役割を果たす。本研究は、ストレンジ・クォークをもつ重粒子としては最も安定なΛハイペロンを束縛するΛハイパー核を、(e,e'K+)反応により最高質量分解能で測定し,1.原子核深部に深く束縛されたAハイペロンの性質,2.Λハイパー核の構造,3.Λ核子間相互作用を明らかにすることを主要な目的としている。19年度は東北大学が中心となり建設した高分解能K中間子スペクトロメータ(HKS)を用いた第二世代電子線ハイパー原子核分光実験の解析を進め、その結果を踏まえて、次世代高分解能散乱電子スペクトロメータHESの製作、検出器製作を進めた。完成したHES磁石系は一部を除いて19年度に無事ジェファーソン研究所に輸出が完了した。 一方,上記(e,e'K+)反応によるハイパー核研究と不可分な第二の研究の柱として,電磁相互作用によるストレンジネス生成素過程の実験を実施した。従来の実験装置でデーター収集を進め解析する一方、今年度はラムダ粒子の精密測定のため、標的近傍における高分解能荷電粒子飛跡検出器実機VCを設計,製作を行った。
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Research Products
(5 results)