2017 Fiscal Year Annual Research Report
光を用いた高精細3次元イメージングの実世界応用に向けた展開
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16H01732
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松下 康之 大阪大学, 情報科学研究科, 教授 (30756507)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | コンピュータビジョン / 3次元復元 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度には,初年度(平成28年度)の研究によって得られた知見をもとに,研究項目(A)実環境において有効な高精細3次元イメージング技術の開発,(B)科学と産業を意識した3次元イメージングの展開,のアルゴリズム開発,評価・検証を行い更なる改善を行った.具体的には,項目(A)の結果として得られる新たな3次元形状推定アルゴリズムを実世界データにより評価・検証し新たな定式化をおこなった.また,項目(B)においては,マイクロンスケールデータの撮影・収集環境を整え,実データの計測を行っている.さらに,収集したデータに対して(A)で開発した新たな3次元形状推定アルゴリズムを適用し予備実験・検証を行った.上記の結果は,当該分野におけるトップ学術論文誌であるIEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence (TPAMI)に二件の論文にて発表した.さらに新しい3次元形状推定アルゴリズムに関してワークショップ論文(International Workshop on Physics Based Vision meets Deep Learning (PBDL) in Conjunction with IEEE International Conference on Computer Vision (ICCV))で発表を行い,ベストペーパーアワードを受賞した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り順調に進展している.
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度は最終年度となる.これまでに開発した全技術を集結して,実環境で利用可能な光を用いた3次元イメージングを具現化する.これと同時に,実際に計測したデータを用いて,開発した手法とデバイスの総合的な評価・検証をし,もし必要であれば修正を行う.さらに研究項目(C)「3次元イメージングのための最適化アルゴリズム,ソフトウェア実装の拡充」を達成すべく,本研究課題と関連する技術のソフトウェア実装及び広報活動に力を入れ,一般の方々にも利用可能な技術となるようにアウトリーチ活動を行う.
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Research Products
(3 results)
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[Presentation] Deep Photometric Stereo Network2017
Author(s)
Hiroaki Santo、Masaki Samejima、Yusuke Sugano、Boxin Shi、Yasuyuki Matsushita
Organizer
International Workshop on Physics Based Vision meets Deep Learning (PBDL) in Conjunction with IEEE International Conference on Computer Vision (ICCV)
Int'l Joint Research