2016 Fiscal Year Annual Research Report
「拡張キャンパス型地域連携」による過疎市町村の自律的創生デザイン研究
Project/Area Number |
16H01803
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
蓮見 孝 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (60237956)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 正幸 札幌市立大学, デザイン学部, 特任教授 (00433128)
城間 祥之 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (90113571)
原 俊彦 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (00208654)
山田 良 札幌市立大学, デザイン学部, 准教授 (00452988)
齊藤 雅也 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (20342446)
片山 めぐみ 札幌市立大学, デザイン学部, 講師 (40433130)
金 秀敬 札幌市立大学, デザイン学部, 講師 (60780103)
矢久保 空遥 札幌市立大学, デザイン学部, 助教 (50780079)
柿山 浩一郎 札幌市立大学, デザイン学部, 准教授 (30410517)
上田 裕文 北海道大学, 観光学高等研究センター, 准教授 (30552343)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 地域創生 / 過疎市町村 / 拡張キャンパス / デザイン / 北海道 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的を達成する為に、教育プログラムの設計を行い、実践、評価した。具体的には「授業型学び」「PBL(Project Based Learning)型学び」「WS(Workshop)型学び」「FW(Field Work)型学び」の4つの学びとした。 ■講師1名がスライド等を用いて口頭で講義を行い受講生複数名が個々に聴講した【授業型学び】を全3回実施した。参加者は全3回の総数で、札幌市立大学学生が24名、壮瞥町商工会青年部員が30名であった。■講師2名が運営役となり、受講生が4名程度×3グループとなり提案を行った【PBL型学び】を3日間の集中講義的に実施した。参加者は、札幌市立大学学生10名、壮瞥町商工会青年部5名であった。■講師1名と補助教員が運営役となり、受講生が5名程度×2グループとなり提案を行った【WS型学び】を3日間の合宿形式で実施した。参加者は、札幌市立大学学生10名、壮瞥町商工会青年部8名であった。■教員3名と補助職員が引率役となり、受講生が5名程度×3グループとなり調査を行った【FW型学び】を3日間の宿泊を伴うフィールド調査形式で実施した。参加者は、札幌市立大学学生8名、壮瞥町商工会青年部3名であった。 □以上の「教育効果の質」を明らかにすることをめざし、各参加者の意識変化を定量的に捉えることを目的としたアンケート(【デザイン】に対する考え方がどのように変化するか)を実施した。結果、ACP パッケージ型教育体験プログラムの参加が進むにつれ、学生および青年部ともに「表現力」に関する評価が低下していく傾向に加え、壮瞥町商工会青年部が捉える“デザイン”が【表現などと関連する仕事】から【問題解決要件と関連する仕事】という認識に変化していった可能性が示された。以上から、各教育の型がデザイン学のどのような要素の向上に寄与するものなのかを明らかにすることができるとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた「授業型学び」「PBL(Project Based Learning)型学び」「WS(Workshop)型学び」といった3つの学びに加え、「FW(Field Work)型学び」を追加した上で、本研究の目的である、教育プログラムの構築・実践を行うことができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
H29年度の研究は、基本的にH28に実施した教育プログラムの継続実施である。地域住民に関しては繰り返し参加する参加者を対象とした「経年変化」を明らかにすることを目的とするものであり、各々の学びの各段階において意識調査を実施する。 また、開発したGPSロガーの改善をおこない活用すると共に、ACPパッケージ型教育体験プログラムを継続的に実践していくことの効果を定量的に検証することを目指す。
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Research Products
(1 results)