2016 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16H01889
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
内匠 透 国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, シニアチームリーダー (00222092)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 自閉症 / CNV / 染色体工学 / ES細胞 / 細胞モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
自閉症は社会性の障害に代表される発達障害であり、その発症にはコピー数多型(CNV)等の遺伝的寄与が示唆されている。我々はCNVの自閉症モデルマウスを開発した経験から、ヒトで報告されている全てのCNVの網羅的胚性幹(ES)細胞ライブラリーを、独自に開発した次世代染色体工学を用いて構築し、シナプスレベルを含むin vitro, in vivoの多面的表現解析を行う事を考案した。 1.自閉症データベースの構築:これまでのバイオインフォマティクス解析で、自閉症のゲノム解析で得られた論文、Web情報からコピー数多型(CNV)を有する自閉症例の網羅的データベースを構築した。 2.次世代染色体工学によるマウスES細胞モデルライブラリーの構築:我々はTALEN(Transcription activator-like effector nuclease)及びCRISPR/Cas9(Clustered regulatory interspaced short palindromic repeats/CRISPR associated protein)といったゲノム編集技術を組み合わせて、新たに「次世代」染色体工学的手法を既に確立している。ライブラリー構築に用いる次世代染色体工学は、2組のCRISPRベクターと選択マーカーを組み込んだターゲティングベクターを組み合わせる事により、CRISPRのoff-targetの可能性をなくし、かつ薬剤選択による細胞スクリーニングを可能にする。本法を用いて細胞モデルライブラリーの構築を行っている。 3.細胞分化系の構築:ES細胞ライブラリーのスクリーニングのために、神経細胞(ニューロン)への分化系を構築する。神経幹細胞及び神経細胞への分化系に関しては、既に応募者の研究室で確立した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Translocated in liposarcoma regulates the distribution and function of mammalian enabled, a modulator of actin dynamics2016
Author(s)
Sugiura T, Matsuda S, Kurosaka S, Nakai N, Fukumoto K, Takahashi T, Maruyama H, Imaizumi K, Matsumoto M, Takumi T
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Journal Title
FEBS J
Volume: 283
Pages: 1475-87
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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