2020 Fiscal Year Annual Research Report
電子・陽電子コライダーにおけるトップクォーク物理の国際的展開
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16H02173
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
山本 均 東北大学, 理学研究科, 名誉教授 (00333782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 恵介 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, その他部局等, シニアフェロー (30181308)
栗原 良將 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 講師 (50195559)
隅野 行成 東北大学, 理学研究科, 准教授 (80260412)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 国際リニアコライダー / 電子陽電子コライダー / トップクォーク / 重クォーク |
Outline of Annual Research Achievements |
国際リニア子ライダーは次世代の高エネルギー加速器として欧州戦略や米国エネルギー省の素粒子物理プライオリティーパネルなど一般に最重要とされているヒッグスファクトリーの一つであるが、そこではトップクォークをはじめとする重クォークの研究が重要な課題の一つとなる。われわれはフランス・パリサクレ大学のイレーヌ・ジョリオ・キュリー研究所およびバレンシア大学素粒子物理学研究所との共同研究により高エネルギー電子用電子衝突機による重クォークの研究を進めた。イレーヌ・ジョリオ・キュリー研究所との間にダブルディグリー協定を結び、東北大学の大学院生一人がこの研究テーマで来年それら二つの大学から博士号を取得する予定である。研究の前半では電子陽電子衝突機におけるトップクォークの対生成のシミュレーション研究において、その特に前方後方非対称性について標準理論からのずれを探索することで新しい物理の兆候に対する感度を研究した。国際リニア子ライダーがその第一段階として衝突点エネルギーが250 GeVのヒッグスファクトリーとして建設される計画になったため、研究の焦点をそのエネルギーでも可能なストレンジクォークの対生成に移行した。海外からはイレーヌ・ジョリオ・キュリー研究所のローマン・ポッシュル教授、フランソワ・リシャール名誉教授、バレンシア大学のアドリアン・イルレス助教にウクライナの大学院生も加わって毎週解析会議を開いて研究を推進してきた。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)