2019 Fiscal Year Annual Research Report
Environmental factors and phylogenetic constraints influencing a risk of tree mortality by ambrosia beetle attacks
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16H02760
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鎌田 直人 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (90303255)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楠本 大 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (80540608)
竹本 周平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (90724724)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | キクイムシ科 / ナガキクイムシ科 / エタノールトラップ / 季節性 / ミトコンドリアDNA / 系統制約性 / 多様性 / 次世代シーケンサー |
Outline of Annual Research Achievements |
海外調査は、マレーシア国サバ州ロンミオにおいて2016年4月~2019年4月まで3年間、台湾南投県和社と渓頭において、2017年11月~2020年11月までの3年間採集を行った。現地調査にあたっては、それぞれ、マレーシアサバ大学Lourdes博士、国立台湾大学Li Chun-lin博士、Wu Li-Wei博士と共同研究を行った。とくにCOVID-19の流行が始まった2020年1月以降は、日本人メンバーは現地に渡航できなかったため、現地調査は完全にカウンターーパートに依頼した。方法は、エタノールを誘引剤としたトラップによる採集と、材から割材により採集する方法を用いた。後者について、マレーシアでは現地の森林所有者が燃料用、開拓、集材のために伐採した樹木を購入したが、台湾ではあらかじめ系統的にばらつきを持たせた14目からそれぞれ1種を決めて、2ヶ月間隔で元経8cmの太枝をベイトとして設置した。採集されたキクイムシ類は形態種にソーティングした後、元チェンマイ大学教授のRoger Beaver博士に送付して同定を依頼した。 マレーシアでは割材からはキクイムシ亜科103種(未同定58個体)ナガキクイムシ亜科95種(未同定114個体)、エタノールトラップでは113種(未同定形態種数39)のキクイムシ類が採集された。同様の方法で調査した、日本の秩父・北海道、タイに比較して、マレーシアでははるかに多様なファウナが確認された。タイや日本ではエタノールトラップのデータに明瞭な季節性が認められ、毎年類似した群集構造が認められたのに対し、マレーシアの群集構造は季節性が明鏡ではなかった。は次世代シーケンサーを用いたミトコンドリアDNAの全解析が軌道に乗り、約80種の解析を行い、現在、学会誌の投稿のための原稿を準備中である。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Recent advances toward the sustainable management of invasive Xylosandrus ambrosia beetles2021
Author(s)
A Gugliuzzo, PHW Biedermann, D Carrillo, LA Castrillo, JP Egonyu, D Gallego, K Haddi, J Hulcr, H Jactel, H Kajimura, N Kamata, N Meurisse, Y Li, JB Oliver, CM Ranger, D Rassati, LL Stelinski, R Sutherland, GiT Garzia, MG Wright & A Biondi
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Journal Title
Journal of Pest Science
Volume: 94
Pages: 615-637
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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