2018 Fiscal Year Annual Research Report
Decontamination technology of anaerobic fermentation decomposition process of low dose polluted biomass using nematode
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16H02982
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
徳本 勇人 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 講師 (70405348)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉原 静恵 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (20382236)
星 英之 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 准教授 (30301188)
大江 真道 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (60244662)
倉橋 健介 大阪府立大学工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (60516821)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 線虫 / 放射性セシウム / 除染 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに見つかっているCs高吸収菌は、カリウムが周囲に共存すると、類似の物性を持つCsの吸収効率が低下することが知られているが、本年度において、カリウム共存下でCsを高吸収する菌(Tepidibacter属)を見出した。このような菌を捕食させる線虫の操作法においては、回収方法が重要であるが、モデル土壌を用いて青色光照射による回収に成功し、その回収率は1回の操作で40%にも達した。これまでの検討において、放射性セシウムを含む微生物を線虫に給餌して、その回収率を評価したところ、1回の回収率が低いことが分かっている。そこで、本年度は、高い操作による総回収量の向上を目指した。その結果、10回の連続操作を数えても、積算回収したセシウム量は増加を続けており、本研究で提案するプロセスは、連続化によって除染技術化が可能ではないかという知見が得られている。 実証検証として、土壌を用いたラボスケール実験でも同様の傾向が見られており、また、除染化そた土壌による植物生育にも、特段の問題は無いことから、嫌気発酵プロセスを用いた、低線量汚染バイオマスの除染技術化に、一定の成果と方向性が見いだせたと考えている。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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