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2018 Fiscal Year Annual Research Report

Examination of a function and molecuar mechanism protecting lifestyle-related diseases by the food-derived components.

Research Project

Project/Area Number 16H03039
Research InstitutionNara Women's University

Principal Investigator

井上 裕康  奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (40183743)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中田 理恵子  奈良女子大学, 生活環境科学系, 准教授 (90198119)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywordsレスベラトロール / PPAR / cAMP / 生活習慣病予防 / 食品機能成分
Outline of Annual Research Achievements

私達は、食品成分の機能性を核内受容体PPARの活性化を指標として評価する系を、これまでに確立している。本研究ではこの評価系を指標として、食品機能成分がどのような機構でどのような分子が制御を受けて、生活習慣病発症に関連する代謝系を改善するのかを、植物性ポリフェノールのレスベラトロールに注目し、以下のことを明らかにした。
1)私達は、レスベラトロールによるPPARα活性化がcAMP依存性ぽスポジエステラーゼ阻害剤存在下で増強されることを、細胞培養とマウスを用いた生体において明らかにしている。さらに、cAMP産生酵素アデニル酸シクラーゼの活性化剤の存在下においても、培養細胞でレスベラトロールによるPPARα活性化が増強されることを見出している。そこで、アデニル酸シクラーゼ活性化剤をレスベラトロールとともにマウスに摂取させ検討した。その結果、培養細胞と同様に生体においても細胞内のcAMPを維持する条件でレスベラトロールによるPPARα活性化が増強された。以上より、レスベラトロールによるPPARα活性化はcAMPを介して制御されることが明らかとなった。
2)食品中には、レスベラトロールにグルコースが結合した配糖体が多く含まれている。一般的に、ポリフェノールの配糖体は生体での吸収率、利用効率が良いと言われている。そこで、レスベラトロール配糖体のピセイドのPPARα活性化を検討した。マウスにピセイドを摂取させたところ、PPARα依存的な遊離脂肪酸の減少、PPAR応答遺伝子の発現誘導がが認められた。その効果はレスベラトロールを摂取させた場合と同程度であったが、より強い活性化は見られなかった。現在、レスベラトロールとピセイドの投与期間や投与濃度などの検討やそれぞれの吸収率の比較等、さらに検討を続けている、

Research Progress Status

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (8 results)

All 2019 2018

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results) Presentation (7 results)

  • [Journal Article] レスベラトロール研究の進展2018

    • Author(s)
      中田理恵子,井上裕康
    • Journal Title

      生化学

      Volume: 90 Pages: 529-532

    • DOI

      10.14952/SEIKAGAKU2018.900529

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Presentation] cAMPを介したレスベラトロールによるPPARα活性化2019

    • Author(s)
      多森由紀,中田理恵子,龍田七星,本郷翔子,井上裕康
    • Organizer
      第73回日本栄養・食糧学会大会
  • [Presentation] 心血管系に対するレスベラトロール摂取の効果2019

    • Author(s)
      山上小百合,堀徳江,本郷翔子,井上裕康,中田理恵子
    • Organizer
      日本家政学会第71回大会
  • [Presentation] マウス由来培養心筋細胞に対するレスベラトロールの効果2018

    • Author(s)
      堀徳江,山上小百合,本郷翔子,中田理恵子,井上裕康
    • Organizer
      第72回日本栄養・食糧学会大会
  • [Presentation] レスベラトロールと運動による骨格筋代謝改善効果2018

    • Author(s)
      中田理恵子,内藤由莉,本郷翔子,井上裕康
    • Organizer
      Food Congress 2018
  • [Presentation] マウス由来初代培養心筋細胞に対するレスベラトロールの効果2018

    • Author(s)
      井上裕康,堀徳江,中田理恵子
    • Organizer
      Food Congress 2018
  • [Presentation] 運動とレスベラトロールによる骨格筋代謝改善効果2018

    • Author(s)
      中田理恵子,内藤由莉,木村素子,本郷翔子,井上裕康
    • Organizer
      第91回日本生化学会大会
  • [Presentation] マウス由来初代培養心筋細胞に対するレスベラトロールの効果をPPARα活性化の関与2018

    • Author(s)
      堀徳江,中田理恵子,山上小百合,多森由紀,萩成美,本郷翔子,井上裕康
    • Organizer
      第91回日本生化学会大会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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