2017 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the role of language in science instruction through English and Japanese
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16H03068
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
国吉 ニルソン 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30254577)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東條 加寿子 大阪女学院大学, 国際・英語学部, 教授 (20258346)
野口 ジュディー津多江 神戸学院大学, グローバル・コミュニケーション学部, 名誉教授 (30351787)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 科学教育 / 教授法 / 言語・文化・教育 / 講義コーパス / classroom discourse / science pedagogy |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年度までに,本プロジェクトの内容・目的・進捗状況を国内外の学会等にて初年度から複数回にわたって報告した際,建設的な批判を受けた.コーパスに含まれていた複数の科目について「対面でない講義(オンデマンド講義)が含まれているのでよくない」や「多数の教員が担当している科目なのでよくない」と批判された.そこで,コーパスに追加することができる,質のよい科目(対面授業,教員一人が担当)を検索することにした.2017年度中にはその講義検索の作業,講義の質に関する詳細確認を始めたが完成できず,2018年度中に多くの質のよい講義について書き起こし作業まで完成できるように研究費の一部を繰り越した. 2018年度には,批判された科目をコーパスから削除して,質のよいと判断した科目を追加した.講義の検索,質の確認作業を行った結果,筑波大学(「確率論」,「光エレクトロニックス」,「細胞学概論」,「データベース概論I」,「数値計算」の6科目),京都大学(「振動・波動論」,「代数学II」,「有機分子たちを考えて日常生活を理解しよう」の3科目)および上智大学(「基礎物理学」の1科目)から,オンラインで公開されている日本語による 116 講義(158 講義時間相当)をダウンロードし,映像ファイルを音声ファイルに変換して書き起こし作業を(理工系学生が担当した一部のデータを除き)外注した.この一部の書き起こし作業は,繰り越した研究費によって実現した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2017年度までに完成できなかった計画のほぼすべてが2018年度に完成した.
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Strategy for Future Research Activity |
日本語による講義のコーパスをさらに拡張するため,および英語による講義のコーパスと比較するために,日本語による講義をコーパスに追加していくことを目指す.
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Research Products
(5 results)