2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of bubble preparation for ultrasound theranostics
Project/Area Number |
16H03196
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
丸山 一雄 帝京大学, 薬学部, 教授 (30130040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茅沼 秀樹 麻布大学, 獣医学部, 講師 (10329196)
金井 詠一 麻布大学, 獣医学部, 助教 (20632219)
高瀬 有加里 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教務職員 (80718057)
小俣 大樹 帝京大学, 薬学部, 助教 (80803113)
鈴木 亮 帝京大学, 薬学部, 准教授 (90384784)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | マイクロバブル / 超音波 / セラノスティクス / DDS |
Outline of Annual Research Achievements |
①ブタ腎臓の血流造影:ブタに復水したTB製剤を静注して、ヒト用超音波造影装置で腎臓の血流造影を行ったところ、投与直後から腎臓の血流が観測され、哺乳大動物でもTBは超音波造影として使用できることが示された。②血管オープニングによる薬物送達実験:モデル薬物として青色色素であるエバンスブルーを用い、バブルと超音波による血管透過性亢進について検討した。エバンスブルーとバブルをマウス尾静脈から投与し、超音波造影用のゲル上にのせたマウスの右耳に超音波を照射した。超音波照射10分後および1時間後にマウスの左右の耳を観察したところ、超音波を照射した右耳のみにおいてエバンスブルーが血管外へ漏出している様子が観察できた。10分後よりも1時間後においてよりエバンスブルーが漏出していることを確認した。このことから、バブルと超音波を利用することで血管の透過性を亢進可能であり、今回の条件では1時間程度透過性の亢進効果が持続することが示唆された。③甲状腺癌罹患犬に対する腫瘍血管オープニングによる治療実験:甲状腺癌罹患Wコーギー犬(雌、10歳、10kg)にDOXIL 0.7mg/kgを10分間持続注入し、TB製剤0.2mLをボーラスで投与し5分後に医療用超音波(1MHz、2W/cm2)を15分間照射した。この施術を4回繰り返した。その結果、腫瘍の大きさは縮小していき、造影CT検査でも、図10に示す様に明らかな縮小が確認された。 以上のことから、新規に開発されたTBは、超音波照射によるオシレーションによって、照射部位でのみ血管オープニングを生じ薬物を送達出来ることが示された。TBはセラノスティクス製剤として有用であることが示された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)