2018 Fiscal Year Annual Research Report
Microenvironment of skeletal muscle and muscle function
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16H03258
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
池田 真一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (50534898)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武政 徹 筑波大学, 体育系, 教授 (50236501)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 骨格筋 / laminin-beta3 / Akt |
Outline of Annual Research Achievements |
骨格筋の肥大・再生過程特異的なECMおよびその関連分子の発現動態ならびに発現制御機構の検証を目的とする。本年度までに見出したilaminin-beta3は骨格筋の肥大刺激および損傷再生過程においてのみ発現が骨格筋で誘導される分子である。筋損傷12時間から24時間でこの発現は増加し、それに伴いAkt、コラーゲンの発現も増加していた。その機能抑制のために中和抗体を筋注したところ、laminin-beta3の発現は増加し、それに伴いAktの発現も増加した。これはlaminin-beta3の活性低下に代償作用がはたらいたのではないかと考えられると同時に、laminin-beta3によるAkt発現調節が再生筋において強く考えられる。また、再生過程において線維芽細胞の増殖と小胞体ストレスの増加が認められ、線維芽細胞ならびに線維芽細胞の小胞体ストレスがlaminin-beta3の発現と関係することが示唆された。また、laminin-beta3とヘテロ三量体を形成するlaminin-alpha3, laminin-gamma2の増加も認められ、そのヘテロ三量体の受容体であるintegrin-alpha6-beta4の発現も増加しており、これらのシグナルカスケードが筋再生に重要であることが示唆された。今後これらのlaminin-integrinカスケードや線維芽細胞の増殖および小胞体ストレスが実際に筋再生過程に関与するかどうか、またどのように関与するのかを明らかにしていく
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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