2017 Fiscal Year Annual Research Report
東京大学の学生の過去50年の体力測定データを活用したヒストリカルコホート研究
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16H03259
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
八田 秀雄 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60208535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤田 亨 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 身体活動研究部, 室長 (00642290)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 体力 / コホート研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年4月26日に東京大学駒場キャンパスで第1回研究班会議を開催し、進捗報告と今後の進め方について研究チームで議論した。本課題で用いる氏名や生年月日、身長、体重、体力測定結果、出席状況等の情報は学生1人1枚ずつの出席カードにまとめている。2016年6月にその出席カード(約16万件)の入力作業を専門業者に依頼し、2017年3月に入力完了、2017年7月に最終のデータチェックが終了し、納品となった。2017年8月に入力データの確認、クリーニング、ハンドリングをおこない、粗集計を実施した。2017年9月4日に医薬基盤・健康栄養研究所にて第2回研究班会議を開催し、その粗集計結果をもとに議論するとともに、今後の方向性について話し合った。粗集計をする中で、疑義データおよび未入力データの存在が明らかとなったため、それらの原本確認および追加入力を2017年10月~2018年3月にかけて実施した。年度明け4月には概ねデータを固定できる見通しである。2018年度は詳細な疫学解析を施すとともに、成果の社会還元を進める予定である。なお、対象者に対する倫理的配慮の一環で、所属組織のウェブサイト(http://idaten.c.u-tokyo.ac.jp/research/ft_optout.html)にて、オプトアウト文書を2017年6月に公開し、関係者からの問い合わせに随時対応できる体制を整えた。また、2017年9月に東京大学本郷キャンパスにて、卒業生の連絡先を把握している本学卒業生室の担当者と打ち合わせの機会を持ち、2018年度に実施予定の追跡調査に関して協議した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
入力作業、原本確認、再入力作業に時間を要したものの、概ねデータ固定をできる見通しであるため。また、2018年度に実施予定の追跡調査についても関係各所との交渉、相談が順調に進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年度は、2017年度に入力、クリーニング等が完了した体力データを詳細に分析するとともに、論文化することで積極的に成果を社会に還元する。また、2018年秋に一部の卒業生に対する追跡調査を実施する予定である。
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Research Products
(1 results)