2018 Fiscal Year Annual Research Report
The international examination of the idea of "Trust" : an applied philosophical approach
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16H03345
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
水谷 雅彦 京都大学, 文学研究科, 教授 (50200001)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芦名 定道 京都大学, 文学研究科, 教授 (20201890)
出口 康夫 京都大学, 文学研究科, 教授 (20314073)
海田 大輔 京都大学, 文学研究科, 講師 (40649133)
唐沢 かおり 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (50249348)
笠木 雅史 名古屋大学, 教養教育院, 特任准教授 (60713576)
伊勢田 哲治 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80324367)
児玉 聡 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80372366)
小山 虎 山口大学, 時間学研究所, 講師(テニュアトラック) (80600519)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 信頼 / 実験哲学 / 哲学 / 倫理学 / 応用哲学 / 宗教哲学 / 社会心理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、現代社会における「信頼」概念が果たす役割について、哲学、倫理学、心理学などの複数領域の立場から横断的に検討を行い、よりよい信頼理解が人々のよき生に向けて果たしうる役割について提言することを目指すものである。 最終年度は、前年度に出版した『信頼を考える: リヴァイアサンから人工知能まで』の成果を踏まえて、研究代表者以下それぞれが、哲学、倫理学、キリスト教学、心理学等の分野でIT、ロボット、神学等における信頼に関する論文執筆や学会報告を行なった。とりわけ、哲学的な成果としては、信頼の規範的分析として、ニコラス・ルーマンの文献を詳細に検討し、「社会の複雑性の縮減」という極めて有益な概念分析を行うことができた。さらに、思想史的な観点に基づくならば、信頼とは対象に対する無知ゆえに引き受けざるを得ないものであり、この意味では「信仰」と極めて近似した概念であることも明らかになった。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)