2019 Fiscal Year Annual Research Report
Mirativityにおける「焦点」と「評価」の役割:日英語からのアプローチ
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16H03428
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
島田 雅晴 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (30254890)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長野 明子 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (90407883)
三上 傑 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 講師 (60706795)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 焦点 / 情報構造 / 形態具現 / 九州方言 / 相 |
Outline of Annual Research Achievements |
Mirativityという概念で議論されてきた現象を情報構造および「評価」にかかわる機能範疇との相互作用から導き、その概念の実態を解明するというのが本研究課題のテーマである。その取り組みの成果の一端として、九州方言の文末詞である「たい」と「ばい」、相に関する表現である「ている」と「てある」の性質について知見を得ることができた。最終年度はそれについて3編の論文を執筆し、公刊した。標準語にはない文末詞の使い分けが、Mirativityと同じように情報構造により説明できることを初めて示した点、また、九州方言と標準語の相表現の形態具現の違いについて、バスク語等の他言語の研究で提案されている分析を援用した普遍性の高い説明を与えた点が重要な貢献としてあげられる。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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