2019 Fiscal Year Annual Research Report
大規模字幕コーパスを利用したCan-doリスト対応型eラーニング教材の研究
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16H03432
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
藤村 知子 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (20229040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芝野 耕司 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (50216024)
佐野 洋 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (30282776)
望月 源 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (70313707)
藤森 弘子 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (50282778)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | eラーニング / JPLANG / オンライン授業 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)コロナ禍におけるオンライン授業では、世界に散在する学生には時差の問題があるため、JPLANGをオンデマンド教材として活用した。また、理解度確認のため、JPLANGのLMSを利用して課題の配信とフィードバックを行ったところ、正確さが要求される予備教育においては、対面授業と同等の理解度を得ることは難しいことがわかった。 (2)海外において音声認識を活用した会話テストを実施する予定であったが、コロナ禍が収束しなかったため、国内日本語教育機関の正規授業において、会話テスト及び読み上げのテストを行った。ただし、初級レベルの学習者ではなく、中級レベルの学習者だったため、60秒を超える長さとなり、音声認識は使用できなかった。JPLANGのシステムでは、学習者にとってより身近なスマートフォンで録音し、そのファイルをJPLANGに送信することもできるが、学習者が自身の日本語の発音を聞く機能に関しては、コンピュータを利用した方が簡便に聞き比べができるため、初級の学習者にはコンピュータによる利用を促したい。 (3)中級文型の解説動画を試作し、クラス登録をしたユーザーがJPLANGにアクセスすれば、視聴できるようにした。海外の日本語教育機関では、日本語母語話者教師が在籍しない機関もあるため、文法授業は、それぞれの母語によって行われることが多い。そのような学習環境にある日本語学習者にとって、直接法による文法解説動画は、日本語母語話者による日本語の授業が体験できるほか、海外学習者の弱点である日本語の聞き取りの練習の機会を提供することにもなる。 (4)JPLANGは、約20年前の開発当初から役割が変化し、現在では、基本練習の付いた文型辞典として役割を果たすようになったと考えられる。その役割変化が日本語学習者や教師に十分に伝わるよう、使用マニュアルのためのテキストデータを作成した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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