2020 Fiscal Year Annual Research Report
複数言語背景の子どもの日本語支援を支えるネットワーキングに関する実践的研究
Project/Area Number |
16H03437
|
Research Institution | Tokyo Woman's Christian University |
Principal Investigator |
石井 恵理子 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (90212810)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 ひろみ 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (50334462)
池上 摩希子 早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 教授 (80409721)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 子ども / 複数言語環境 / 言語支援 / ネットワーク / 言語支援 / 地域コミュニティ |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルスの影響により、本科研のプロジェクトとして立ち上げた「子どもの日本語教育研究会」の活動として予定していた2020年の大会はweb上での意見交換会、オンライン情報交換会に切り替え、その後の2021、2022年の大会と研究会はすべてオンラインでの実施になった。いずれもweb上で公開し、成果の発表・共有ができるようにした。2022年3月の第7回大会には事前申し込み参加者が450名、当日参加者が300名弱であった。 また、3月に予定していたタイ国バンコクにおけるセミナー「複数の言語・文化で育つ子どものリテラシーを考える」も、タイ政府によるコロナでの入国自粛要請により、オンラインでの実施に切り替えて対応した。 いずれの研究会やセミナーについては予定を大幅に変更することとなったが、各地域で複数言語環境の子どもに関わる教師や支援者、保護者等への研修会実施と、その際に行った聞き取りによって、多様な立場の当事者のデータを得ることができ、得られた学術的知見を学会・研究会で発表していくと同時に、教員や地域の学習支援者、複数言語環境で子育てをする親(当事者)等、子どもの育成に関わる実践者への知見の提供を進めてきた。2020.9月にはBMCN主催のオンライン国際フォーラムで「国内における年少者日本語教育と母語・継承語の育成〈現状と課題〉」と題して講演を行った。 今後も研究や教育の成果、課題等の共有と多様な実践例の蓄積を進める。親や教師、支援者等による子どもの教育・支援における問題の収集・分析を継続しつつ、そうした個々人あるいは個々の場で取り組んでいる問題、異なる立場の人や組織間の連携の実態と可能性について情報を収集しつつ、支援ネットワーキングに関する多様な事例を収集・分析していく。
|
Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(5 results)