2017 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル社会の多様な英語に対応する聴解力を養成するためのCALL教材の開発
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16H03440
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
高橋 秀夫 千葉大学, 国際教養学部, 教授 (30226873)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土肥 充 千葉大学, 国際教養学部, 准教授 (00323428)
与那覇 信恵 文京学院大学, 外国語学部, 准教授 (30522198)
森川 セーラ 千葉大学, 国際教養学部, 准教授 (80506882)
竹蓋 順子 千葉大学, 高等教育研究機構, 准教授 (00352740)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | CALL / 英語教育 / 聴解力養成 / グローバル英語 |
Outline of Annual Research Achievements |
■本研究の目的は,グローバル化をかがげる我が国の英語教育の目的のひとつを「非英語母国語話者の話す英語を理解する能力の養成」ととらえ,アジア圏,ヨーロッパ圏,アフリカ圏,中東圏等の英語を収集し,グローバル英語の聴解力を養成するためのCALL教材を開発することである.4年計画で,米,英,豪で生活する留学生の英語を聞き取る教材を3種開発する. ■本年度は昨年度,米国アラバマ大学で収録した非母国語話者のビデオ素材をもとに,研究分担者とともにコースウェアの開発,コースウェアの構成,静止画収集,教材の組み上げ,辞書音声の収録,開発者による教材デバッグ,学生によるデバッグ,CDプレスの過程を経て,CALL教材 English around the World の開発を終了した.教材は Internet を通し,千葉大学の学生に配信されるとともに,CD-ROMは使用を希望する国内の教育機関に無料で提供される. ■イギリスの大学の留学生の英語については,昨年度,Imperial College London, Queen Mary University of London で収録したビデオに加え,新たに Arts University Bournemouth で収録したビデオを加え,編集作業を経て,以下に示した4つのユニット,計20パートの教材用ビデオクリップ(大学紹介,インタビュー)を作成した.Unit 1 Arts University Bournemouth (5 parts), Unit 2 Imperial College of London (5 parts), Unit 3 Queen Mary University of London (5 parts), Unit 4 People around the World (5 parts).なお,来年度収録予定のオーストラリアでのビデオ収録も一部行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
来年度に計画していたオーストラリアでのビデオ,静止画収録の一部を行えたことから,おおむね順調に進展していると判断した.
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は英国で撮影したビデオ素材をもとに,英国で学ぶ留学生の英語を聞き取るCALL教示を開発する予定である.さらにオーストラリアのモナシュ大学の留学生に対するインタビュー等を収録し,その教材化の準備を行う.モナシュ大学とは,取材日程,出演者調整,収録場所等の交渉を開始した.
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