2016 Fiscal Year Annual Research Report
『言語教師のポートフォリオ』【小学校英語教師編】の開発
Project/Area Number |
16H03459
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
神保 尚武 早稲田大学, 商学学術院, 名誉教授 (60063781)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 志延 千葉商科大学, 商経学部, 教授 (30289780)
久村 研 田園調布学園大学, 子ども未来学部, 名誉教授 (30300007)
清田 洋一 明星大学, 教育学部, 教授 (60513843)
山口 高領 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 講師(任期付) (60386555)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | J-POSTLの普及 / 小学校英語担当者 / CLILの普及 / CEFR / EPOSTL / 教師の成長 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1) J-POSTLの記述文の特定作業と活用事例の収集: J-POSTLの記述文で小学校英語担 当者にも有効である記述文を特定し、教職課程と現職教員の研修にふさわしい記述文の 作成に着手した。なお、活動事例の収集も順調に行えた。 (2) 研究協力者からの意見聴取: 小学校英語教育研究者、指導者、および現職小学校英 語教員のネットワークを使い、意見聴取、資料収集を行った。具体的には現場の教員15 名からなる「教師の成長につながる授業改善と実践交流の会」を立ち上げ、活発な意見 交換を行った。 (3) 国内外CLIL調査: 国内の小学校・中等学校におけるCLIL研究者・実践者との意見聴 取、授業観察を行なった。海外(今回はイタリア)の初等・中等学校との交流により、日 本の教育現場への適応可能性を探った。 (4) 質問紙による全国調査: 本研究グループがこれまで蓄積してきたノウハウを活用 し、大学の英語教育研究者、教職課程担当者、教育委員会初等英語教育担当主事、小学 校現職教員を対象に実施する予定であったが、今年度は基礎的データベースを構築する にとどまった。 (5) 普及・啓発活動: 学会や教育現場で普及・啓発活動を継続した。日本の教育的文脈 にふさわしい活用を目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(1) J-POSTLの記述文の特定作業と活用事例の収集: J-POSTLの記述文で小学校英語担当 者にも有効である記述文をほとんど特定した。活用事例の収集も順調に進捗した。 (2) 研究協力者からの意見聴取: 現場の先生15名からなる「教師の成長につながる授業 改善と実践交流の会」を立ち上げ、意見聴取を開始した。 (3) 国内外CLIL調査: 国内では主に京浜地区と愛知地区の小学校・中等学校における授 業観察と意見交換を実施した。海外ではイタリアの小学校・中等学校における授業の観 察と意見聴取を行った。 (4) 質問紙による全国調査: 基礎的データを収集した。 (5) 普及・啓発活動: 学会や教育現場で普及・啓発活動を継続した。
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Strategy for Future Research Activity |
(1) J-POSTLの記述文の特定作業と活用事例の収集: J-POSTLの記述文の特定作業はほと んど終了したので、日本の小学校の実情を反映した記述文を追加する作業に入る。活用 事例の収集は継続する。 (2) 研究協力者からの意見聴取: 継続して実施する。 (3) 国内外CLIL調査: 継続して実施する。 (4) 質問紙による全国調査: 本調査を実施する。 (5) 普及・啓発活動: 継続して実施する。
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Research Products
(35 results)