2019 Fiscal Year Annual Research Report
ヨーロッパにおける公共史の実践ー歴史博物館、歴史教養メディア、歴史教科書
Project/Area Number |
16H03497
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
剣持 久木 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (60288503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉岡 潤 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (10349243)
近藤 孝弘 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40242234)
西山 暁義 共立女子大学, 国際学部, 教授 (80348606)
川喜田 敦子 中央大学, 文学部, 教授 (80396837)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 公共史 / 歴史博物館 / ヨーロッパ / 歴史教養メディア / 博物館 / 映画 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の4年目も前半は順調に研究を遂行した。5月にはオハイオ州立大学教授ブルーノ・カバンヌ教授を招いた講演会及び研究会を実施した。剣持は7月には第一次世界大戦をテーマにした映画「田園の守り人たち」をめぐる行事を東京と静岡で開催し、9月には学生を引率してアウシュヴィッツ を視察するなど、映像と博物館をめぐる公共史の実践を行っている。西山は、8月から9月にかけてベルリンに滞在し、『ゴルツォウの子供たち』博物館やドイツ歴史博物館を視察、ドイツ・ポーランド 雑誌の編集部を訪問するなど現地の研究協力者との研究打ち合わせを行っている。近藤は8月にドレスデンの連邦軍事史博物館ならびにグダンスクの第二次世界大戦博物館を視察している。吉岡は勤務先のサバティカル制度でポーランドで在外研究を行っているが、その間に、ユダヤ文化祭(クラクフ 、6月)、ヴロツワフ市歴史博物館(7月)、ウィーン軍事史博物館(8月)、ポーランド歴史家総会(9月)などを精力的に視察したほか、前述の剣持のアウシュヴィッツ 視察に際してはワルシャワ 歴史散策に同行している。 なお、後半の2020年1月以降は、コロナ禍の蔓延により研究遂行に支障が生じ、特に3月に剣持が予定していた海外出張が取りやめになったため、研究費の繰り越しを行った。3月にボン大学で剣持が参加、報告する予定であったシンポジウム「歴史教育・平和構築シンポジウム:国際理解と紛争克服」は中止になったが、「東アジアにおける公共史」をテーマにした剣持の報告内容は、2020年に論文集への寄稿としてボン大学に提出され、2022年には出版される予定である。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)