2020 Fiscal Year Annual Research Report
macroeconomic analysis of the monetary policy normalization in the context of the social-economic factors; historical, theoretical, and empirical investigation
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16H03618
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
地主 敏樹 関西大学, 総合情報学部, 教授 (60171089)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹田 陽介 上智大学, 経済学部, 教授 (20266068)
海野 晋悟 香川大学, 経済学部, 准教授 (20724610)
英 邦広 関西大学, 商学部, 教授 (40547949)
井田 大輔 桃山学院大学, 経済学部, 教授 (50609906)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 金融政策の正常化 / 社会経済的要因 / インフレ期待 / 政治経済的分析 / 政策運営枠組み / コロナ禍 |
Outline of Annual Research Achievements |
春は4月にオンラインで研究会を開催して、前年度後半に実施したアンケート調査結果の分析結果の報告、コロナ危機後の社会経済とそれに対応した金融政策のあり方を中心とした意見交換を行った。従来までの金融政策への懐疑や、次なる金融危機への対応としての新しい金融政策についても、議論を行った。さらに、今後の研究のまとめ方に関する議論を行った。 夏は9月に、金融政策を取り巻く現況に関して,とりわけイールド・カーブ・コントロール,フィリップス曲線,名目GDPターゲティングについて,Ken Kuttner教授をはじめ研究メンバーとともに意見交換を行った.また、インフレ期待に関するアンケート調査のフォローアップ調査を実施することを決定して、その設計を相談した。このアンケート調査は、前年と似た時期に実施して、現在は分析を進めており、社会経済的要因とインフレ期待や金融政策運営の関係等について、いくつかの興味深い結果が発見されている。 年度末近くの3月にも、公開のワークショップを神戸大学金融研究会と共催して、Kuttner教授による非伝統的金融政策に関する講演を中心として、本研究プロジェクトで得られた知見にも基づいて、非伝統的金融政策の有効性などに関した議論を行った。その後、科研メンバーを中心とした金融政策専門家だけのクローズドセッションに移行して、それぞれの研究経過を報告するとともに、金融政策運営に関する意見交換を行った。 当科研研究チームのメンバーは、これらの研究活動を通じて得られた知見やコメントを活用して、それぞれの研究を深めて、学会発表と論文投稿を積極的に進めつつある。いくつかの研究成果は専門雑誌などに公刊されているが、2度の大規模アンケートの分析結果などの公表はこれからになる。インフレ期待における社会心理学的側面について実証的に明らかにし,将来の理論的研究に繋げていく.
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)