2019 Fiscal Year Annual Research Report
嫌悪とヘイトスピーチ:排斥行動の内的過程解明とその予防に資する基礎的研究
Project/Area Number |
16H03725
|
Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
中村 真 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (50231478)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩佐 和典 就実大学, 教育学部, 准教授 (00610031)
河野 和明 東海学園大学, 心理学部, 教授 (30271381)
今田 純雄 広島修道大学, 健康科学部, 教授 (90193672)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 嫌悪 / 感情 / 社会的排斥 / ヘイトスピーチ / 社会問題 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の研究計画の確認、進捗状況共有のため、5月、10月に打ち合わせを実施し、9月の日本心理学会大会においてシンポジウムを開催するとともに、3月に研究成果報告会を開催した。 日本心理学会大会におけるシンポジウムでは、本研究グループの嫌悪感情に関する研究成果の報告にとどまらず、排斥行動の心理過程に関わる道徳性の研究に関する話題提供と討論が行われた。具体的な話題提供の内容は以下の通りである。(1)松尾朗子(名古屋大学)「道徳判断と嫌悪感情」、(2)岩佐和典(就実大学)「行動免疫と非人間化からみた社会的排斥への対応」、(3)中村真(宇都宮大学)・河野和明(東海学園大学)「嫌悪と排斥行動のモデル:対応策立案に向けた検討」。今田純雄(広島修道大学)による指定討論から始まり、多くの参加者の活発な討論が行われた。3月の研究成果報告会は、当初日本感情心理学会との共催によるセミナーとして計画していたが、感染症拡大の時期と重なり、研究組織を中心とした成果報告会として実施した。報告会の内容は、以下の通りである。(1)岩佐和典(就実大学)「行動免疫と嫌悪感情による排斥行動の説明」、(2)河野和明(東海学園大学)「新・嫌韓の心理学:2017-2019-2020の連続3回調査から見えてくるもの」、(3)中村真(宇都宮大学)「排斥行動の心理過程の解明と問題への対応」。指定討論は、今田純雄(広島修道大学)と松尾朗子(名古屋大学)。 また、10月には、日本心理学会企画による、高校生のための心理学講座において、本研究計画の内容を高校生や一般の参加者に分かりやすく解説した。 さらに、研究計画の成果を広く社会的に発表するため、日本感情心理学会機関誌「エモーション・スタディーズ」の特集「社会的共生と排斥行動」として企画し、応募した。
|
Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(12 results)