2019 Fiscal Year Annual Research Report
World's best sensitivities of new physics searches with Electroweak Penguin B decays and development of light-weight and fast-readout pixel detector
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16H03968
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
石川 明正 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (40452833)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新井 康夫 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 特別教授 (90167990)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | B中間子 / X(3872) / レプトン普遍性 / 高速データ転送 / LVDS回路 / PLL回路 / IOライブラリ / DuTiP |
Outline of Annual Research Achievements |
B→K(*)l+l-過程でのレプトン普遍性の解析を行い、その結果を国際会議で報告した。現在、論文の準備中であり2020年度には出版される予定である。また、石川が section editor を務めた論文「The Belle II Physics Book」が出版された。すでに360以上の引用される重要な論文となった。ほかにもX(3872)粒子を伴う、B中間子輻射崩壊の探索を世界で初めて行った。 高速軽量ピクセル検出器の開発においては、非常に大きな進展があった。前年度に発明した新規コンセプト崩壊点検出器 DuTiPのパラメータを決定していった。このコンセプトでは複雑な回路をピクセル一つ一つに載せるため回路面積を確保するかが重要である。バイナリー検出器だと10umの位置分解能を持つには35umのピクセルサイズが必要だが、ピクセル間を通過したと言う情報を使う事により、40umのピクセルでも10umの位置分解能を達成でき、複雑な回路を載せることが可能になった。検出器の厚さに関しては現状のDEPFETでは比較的大きな55umピクセルサイズであるため、75umと厚くしなくてはならなかったが、DuTiP は厚さ 60um 以下が最適であることが分かった。SOIでは50umまで薄くしたことがあるため、軽量ピクセル検出器という優位性がある。アナログ回路はストラスブールとの共同研究で低消費電力な物を導入した。デジタル回路は16MHzのクロックを使う事により、DEPFETの100倍高速なフレームで占有率が1/100にする事が可能である。また高速読み出しに関しては、1.8V電圧のIOライブラリ、PLL回路、LVDS回路の開発を行った。その結果2対の信号線で Belle II で必要な1.2Gbpsのデータ転送が可能な事を回路シミュレーションで示した。これらを元に2020年度最初のチップを製作する。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(34 results)
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[Presentation] Belle II 検出器アップグレードに向けたピクセル崩壊点検出器の要求性能の研究およびSOI技術を用いた設計2020
Author(s)
Taohan Li, 幅淳二, 新井康夫, 石川明正, 小野峻, 倉知郁生, 武田彩希, 高柳武浩, 坪山透, 山田美帆, BAUDOT Jerome, KACHEL Maciej
Organizer
日本物理学会第75回年次大会
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[Presentation] 大面積電荷積分型SOIピクセル検出器INTPIX7を用いたビーム飛跡検出のための開発研究2020
Author(s)
岩波四季恵, 原和彦, 村山仁志, 山内大輝, 新井康夫, 池上陽一, 石川明正, 高柳武浩, 倉知郁生, 坪山透, 西村龍太郎, 三好敏喜, 幅淳二, 小野峻, 山田美帆
Organizer
日本物理学会第75回年次大会
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[Presentation] ILC崩壊点検出器としての位置・時間計測が可能なSOIピクセル検出器SOFISTの性能評価2020
Author(s)
村山仁志, 原和彦, 山内大輝, 安部竜平, 岩波四季恵, 渡辺圭敏, 岡田唯, 新井康夫, 坪山透, 三好敏喜, 倉知郁生, 幅淳二, 小野峻, 石川明正, 外川学, 池上陽一
Organizer
日本物理学会第75回年次大会
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[Presentation] Development of Pixel Vertex Detector for Belle II Experiment ~The “DuTiP” Concept~2019
Author(s)
Akimasa Ishikawa, Yasuo Arai, Jerome Baudot, Junji Haba, Maciej Kachel, Ikuo Kurachi, Taohan Li, Shun Ono, Takehiro Takayanagi, Ayaki Takeda, Toru Tsuboyama, Miho Yamada
Organizer
第2回「量子線イメージング研究会」
Invited
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[Presentation] New Pixel Detector Concept 'DuTiP' for Belle II Upgrade and the ILC with an SOI Technology2019
Author(s)
Akimasa Ishikawa, Yasuo Arai, Jerome Baudot, Junji Haba, Maciej Kachel, Ikuo Kurachi, Taohan Li, Shun Ono, Takehiro Takayanagi, Ayaki Takeda, Toru Tsuboyama, Miho Yamada
Organizer
12th International "Hiroshima" Symposium on the Development and Application of Semiconductor Tracking Detectors (HSTD12)
Int'l Joint Research / Invited