2017 Fiscal Year Annual Research Report
Advanced rail-guided urban public transportation based on intelligent energy management based on communication-based automatic train operation
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16H04313
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
古関 隆章 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20211899)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 圭一郎 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (10425895)
長谷川 智紀 独立行政法人交通安全環境研究所, その他部局等, 主席研究員 (20419112)
宮武 昌史 上智大学, 理工学部, 教授 (30318216)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 都市鉄交通 / 自動運転 / 磁気浮上 / 省エネルギー / 電気鉄道 / 運転曲線 / 運行管理 / 電磁両立性 |
Outline of Annual Research Achievements |
<東京大>本研究チームにはベトナム、中国、タイ、パキスタン出身の大学院生、客員研究員がおり、これらの研究者との意見交換、彼らの協力を得て文献調査を行い、タイにおける都市交通市場の技術的要求事項を整理した。回生ブレーキ積極活用とエネルギーマネージメント方法、省エネ観点からの運転計画設計をそれらにどう整合させるかを数値計算で検討した。また、駆動技術に関して、リニアモータや電磁吸引形磁気浮上システムの活用を想定するため、その基本実験を行うための実験環境整備を進めた。 <千葉大>欧米の車両駆動技術、車上電力測定技術、駆動用モータ(回転形同期機、回転形誘導機、リニア形誘導機など)の種類に対応した駆動制御用変換機の設計やその制御の考え方を調査した。また、新たな電力用半導体素子として注目を集めているSiCによるインバータの採用が、駆動装置の小型化、静穏化、高効率化に具体的にどのようなインパクトをもたらすかを、机上モータ/発電機の駆動実験を通じ、整理し、次年度以降のシステム設計の基礎データを準備した。 <上智大>アジアやアフリカの都市交通市場の特徴と問題点、を調査した。これまで進めてきた数値計算に基づく、省エネルギー運転と運行最適化の研究成果を拡張する形で、地上エネルギー蓄積装置を用いたパワーマネージメントと地上設備設計法を検討した。 <交通研>これまでのシステム安全評価や国際標準化に関わる業務の経験を活かし、国内外のCBTC, ATO技術の動向を調査した。駆動系と無線信号に基づく列車制御系の電磁両立性評価法、特に列車保安システムの電磁的な防護の一般的な方策を予備的に検討した。 研究グループ共同の会合を 4/19(火) 5/24(火)9/28(水) 1/18(水)の4回開催し、研究チーム間の情報交換を丁寧に行ってきた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上記のとおり、千葉大、上智大、交通研の分担については、ほぼ当初予定の通りの検討が進められている。そして、研究グループ共同の会合を 4/19(火) 5/24(火)9/28(水) 1/18(水)の4回開催し、研究チーム間の情報交換も定期的に密に行うことができている。一方、東京大の担当課題の、東南アジア都市交通事情調査で、タイの鉄道事情を調査したところ、タイにおける電気鉄道の普及状況が当初予想より遥かに遅れていることから技術検討内容の一部見直しを行っていること、都市交通への応用を考えた磁気浮上システムの検討でリニア同期モータの推力脈動を低減する設計に時間をかけるため、机上試験装置の設計・製作予定をほぼ半年延期したことから、③の自己評価とした。
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Strategy for Future Research Activity |
タイの都市鉄道をケーススタディとする運行・省電力運転導出の基本的な方法論と基本的なシミュレーションのためのプログラムはほぼ完成しているので、それを用いた実務観点からの数値計算を行うとともに、その成果を学会の論文誌投稿や国際会議での発表という形で公開することに努める。合わせて、やや進行の遅れた、リニアモータ・磁気浮上基本性能検証試験装置の組み立て、制御器の調整を集中的に進め、最終年度の成果のまとめに向け作業を進める。
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Research Products
(6 results)