2016 Fiscal Year Annual Research Report
Succession of mesozooplankton community in the Oyashio-Kuroshio Mixed Water Region based on high-resolution observation
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16H04959
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡崎 雄二 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 東北区水産研究所, 主任研究員 (90392901)
筧 茂穂 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 東北区水産研究所, 主任研究員 (20371792)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | プランクトン / 環境変動 / 物質循環 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究開始にあたり本研究立案の基礎になったこれまでの研究を総括し、今後の研究・観測の方向性について議論と確認を行うため、日本海洋学会秋季大会において、セッション「海洋食物網の再構築」を企画した。本科研費参画者の発表を含め計7件の発表応募があり、これまでの解析結果を概観した上で、鍵となる過程の抽出とその観測、解析方法について議論を行った。 現場観測では船舶観測および臨海実験施設を利用した観測・実験を行った。混合域における浮遊性被嚢類のブルームを観測するため、8月に研究船新青丸に乗船した。出港後、ビデオプランクトンレコーダーの試験的な観測を複数回行い被嚢類を撮影するための最適な設定条件を決定した。しかしながら出港直後から船舶エンジンの不調が発生し、さらに台風の接近により目的とした混合水域での観測は全く実施出来なかった。浮遊性被嚢類、とくにウミタル類ののエネルギー代謝に関するデータを取得するため酸素センサーを購入し、臨海実験所において採集された試料を用いて計測手法を確立した。しかしながら本格的な実験を予定していた9月の大槌湾による観測は、台風に影響された流木が大量に湾内に流入したことにより中止となりデータを取得することができなかった。 長期観測試料については過去の野帳を整理し、保管状況と合わせて解析可能なデータセットの一覧を作成が完了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1.夏(8月末)に実施された研究航海(新青丸)が台風の到来および船舶のエンジントラブルに見舞われたため予定していた観測、実験が殆ど実施できなかった。 2.9月に岩手県の大槌町の国際沿岸環境研究センター共同利用において実施予定の実験が、台風の到来、ならびにその後の流木の湾内への流入により中止となりデータを全く取得できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度以降は船舶観測の機会が限定されるため、狙いとする研究対象種や時期を広げ、可能な限り有効なデータセット取得の可能性を高める。また被嚢類ブルームをビデオプランクトンレコーダーで捉えるために、過去試料の解析を進め出現する海域と海洋条件の絞り込みを進める必要がある。さらにモデル等を利用した予測データを駆使して航海前の観測域の検討を念入りに行うことが必要と考えている。
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Research Products
(6 results)