2019 Fiscal Year Annual Research Report
主要二枚貝の性・性成熟・産卵を制御する脳ホルモンの役割と人工種苗生産への応用
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16H04978
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
尾定 誠 東北大学, 農学研究科, 教授 (30177208)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長澤 一衛 東北大学, 農学研究科, 助教 (50794236)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 二枚貝類 / 性分化 / 性成熟 / GnRH / 性特異的遺伝子 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)未分化期のホタテガイへのpyGnRH11AAとpyGnRH12AA投与の影響 卵巣においては、10月の未分化期から12月の成長期にかけての実験では、ペプチド投与による卵母細胞の成長への影響は明確には確認できなかった。一方、精巣では、無投与群に比べて対照群、pyGnRH11AA、pyGnRH12AA投与群において精原細胞群の割合が小さくなったが、pyGnRH11AAとpyGnRH12AA投与群が無投与群に比べ大きくなる傾向が認められ、ペプチド投与による精原細胞から精母細胞への分化の促進が認められた。性特異的遺伝子の発現を見ると、細胞学的な変化は見られなかった卵巣での雌特異的遺伝子foxl2の発現量は、pyGnRH12AAによって高い値を示した。一方精巣では、pyGnRH12AAを投与した区では雄特異的遺伝子dmrtの発現が有意に減少し、foxl2の発現が上昇する傾向にあった。おそらく、pyGnRH12AAは雌性化に働いているのではないかと考えられた。 2)未分化期及び成長期の精巣培養組織に対するpyGnRH11AAとpyGnRH12AA添加の影響 pyGnRH11AA添加によって、成長期精巣での精子形成が促進される傾向が認められた。pyGnRH11AAを1×10-5M添加した区では対照群に比べて雄特異的遺伝子dmrtの発現を上昇させる傾向にあった。一方、pyGnRH11AAに対して、pyGnRH12AAを1×10-4Mで競合させた区ではdmrtの発現を有意に低下させた。すなわち、pyGnRH11AAに対して応答していることを報告しているpyGnRH受容体上でpyGnRH12AAが阻害的に働いている可能性が示唆された。 総括するとpyGnRH11AAは雄性化に、pyGnRH12AAはその作用に対して拮抗的に働き雌性化に関与しているらしいと考えられた。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)
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[Journal Article] Glycan Binding Profiling of Jacalin-Related Lectins from the Pteria Penguin Pearl Shell2019
Author(s)
Tomohisa Ogawa, Rie Sato, Takako Naganuma, Kayeu Liu, Agness Ethel Lakudzala, Koji Muramoto, Makoto Osada, Kyosuke Yoshimi, Keiko Hiemori, Jun Hirabayashi, Hiroaki Tateno
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Journal Title
Int. J. Mol. Sci.
Volume: 20
Pages: 4629
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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