2018 Fiscal Year Annual Research Report
Mechanisms of irreversible breakdown of blood-retina barrier following pericyte deficiency
Project/Area Number |
16H05155
|
Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
植村 明嘉 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (30373278)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西山 功一 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 准教授 (80398221)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 血液網膜関門 / 炎症 / ペリサイト / マクロファージ / 線維化 / 網膜色素上皮細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
生後1日に抗PDGFRβ抗体(クローンAPB5)を腹腔内に単回投与されたマウスの網膜では、血管壁のペリサイト消失に伴い、生後6日にマクロファージ浸潤、生後8日に血管透過性亢進、生後10日に網膜剥離が連続的に惹起される(Ogura et al. JCI Insight 2017)が、平成30度の研究により、生後14日以降に網膜下の線維化が進行することが明らかとなった。線維化組織では、ペリサイトと網膜色素上皮細胞に由来する筋線維芽細胞の周囲に、多数のマクロファージが浸潤することが明らかとなった。こうした過程では、生後14日にIL-6, CCL2, TNFαの発現が、生後21日にIL-4. IL-10, IL-13の発現が上昇することが明らかとなった。さらに、生後14日から生後21日かけてマクロファージの極性が劇的に変化することが明らかとなった。さらに、網膜内を表層から深層に移動するマクロファージから分泌されるシグナル分子が、網膜色素上皮細胞に作用し、外側血液網膜関門を破綻させることが明らかとなった。こうした研究成果から、ペリサイトを消失した網膜では、マクロファージを軸とした炎症と線維化が進行すると考えられた。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(8 results)
-
-
-
[Journal Article] Inhibition of stromal cell-derived factor-1α/CXCR4 signaling restores the blood-retina barrier in pericyte-deficient mouse retinas.2018
Author(s)
Omori K, Nagata N, Kurata K, Fukushima Y, Sekihachi E, Fujii N, Namba-Hamano T, Takabatake Y, Fruttiger M, Nagasawa T, Uemura A, Murata T
-
Journal Title
JCI Insight
Volume: 3
Pages: e120706
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
-
-
-
-
-