2018 Fiscal Year Annual Research Report
Pathogenic strategy of staphylococcal superantigens in microenvironment of tissues and organs
Project/Area Number |
16H05185
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
中根 明夫 弘前大学, 医学研究科, 特任教授 (30164239)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 黄色ブドウ球菌 / TSST-1 / 毒素性ショック症候群 / オートファジー / 子宮感染 / 皮膚感染 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.宿主とTSST-1の相互作用を明らかにするために、TSST-1産生及び非産生YFP発光黄色ブドウ球菌を作製し、各YFP黄色ブドウ球菌をマウスに経静脈感染させ脾臓・肝臓・腎臓からsingle cellを分離し、gene profile分析を行う実験を計画したが、本学のflow cytometryに感染材料を使用する許可が得られず、実験が実施できなかった。また、データベースにおけるこれらの細胞のgene profileの有効性が高くなかったために、材料をマウスからヒト末梢血単核球 (PBMC) に切り替えることとした。本学倫理委員会の許可を得、健常人ボランティアから得たPBMCをTSST-1で刺激し、single cellレベルでの遺伝子発現(オートファジー関連遺伝子群、炎症性関連遺伝子群)の解析を進めている。
2.TSST-1がオートファゴソームの形成を抑制し、その関連分子としてseptin7を同定した。Septin7全身ノックアウトマウスは胎生致死であるため、ケラチノサイト特異的コンディショナルマウスを作製し、黄色ブドウ球菌の細胞内寄生による持続感染におけるオートファジーの関与を明らかにするため、flox/floxマウスを得るべく繁殖をしているが、実験に供するまでには至っていない。そこで、先にケラチノサイト特異的Atg5 flox/floxマウスを作製し、黄色ブドウ球菌を皮膚感染させたところ、野生マウスに比べ菌の排除能が低下していた。この結果は、オートファジー欠損あるいはオートファジー抑制状態では、黄色ブドウ球菌の細胞内持続感染が促進されることを示唆している。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Vitamin A deficiency impairs resistance to Listeria monocytogenes infection through excessive apoptosis of macrophages2018
Author(s)
Tanaka N, Hiraga H, Sakuraba H, Murai Y, Maeda T, Watanabe R, Ota S, Akemoto Y, Hasui K, Yoshida S, Asano K, Nakane A, Fukuda S
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Journal Title
Hirosaki Medical Journal
Volume: 69
Pages: 163-171
Peer Reviewed
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