2018 Fiscal Year Annual Research Report
A new technology for tissue diagnosis with combination of Raman scattering spectrometry and bioimpedance measurement
Project/Area Number |
16H05238
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
高成 広起 徳島大学, 病院, 特任講師 (70723253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 高教 大分大学, 理工学部, 准教授 (40243969)
橋本 悟 名古屋大学, 環境医学研究所, 特任准教授 (60352150)
芦原 貴司 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (80396259)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ラマン散乱光分析 / 組織インピーダンス / 医用工学 |
Outline of Annual Research Achievements |
光照射による組織診断を可能にする基盤技術の開発を目指して、レーザー照射によって発生する微弱なラマン散乱光の分析を光ファイバーを通して行う、新しいシステムを構築した。脂肪酸などの標準試料では明瞭なラマン散乱光のスペクトルを検出することが出来るようになった。また生体組織から発生する極めて微弱なラマン散乱光も検出することが出来ている。但し、特に微弱な散乱光については、光ファイバーの材質によって検出感度が著しく異なるため、今後はファイバーと機器の最適化を行っていく方針である。また、ラマン散乱光分析のみでは生体を構成する物質の特定までは困難であるため、質量分析や他の分光分析の技術と融合していくことも検討している。 本研究では同時に、組織に交流電流を通電した時に記録されるインピーダンス(抵抗値)を測定するシステムを導入した。インピーダンスと散乱光スペクトルの間で一定の相関を認めることが出来た。特に正常組織と線維化を生じた組織(いずれもマウスの心臓で検証)においては、線維化組織で特異的なラマン散乱光スペクトル記録できた部位においては、インピーダンス値の上昇が認められた。ただしインピーダンスの測定値は組織の部位によってバラツキがあり、絶対値としての定量性に欠ける印象を受けた。今後は、インピーダンスの定量評価を行うための電気回路の構築などを検討する。 現在の臨床現場で組織診断を行う場合、患者から組織を採取して固定・染色し、病理診断医が目視観察で診断を下す。迅速性を求められるにもかかわらず手間と時間がかかってしまう上、診断医の技量や人手不足などが問題となっている。本技術が社会実装された場合、光照射と交流通電のみで組織診断が可能となる可能性があり、上記の病理診断に伴う問題点が解決できることが期待される。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)
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[Journal Article] Interleukin 10 Treatment Ameliorates High-Fat Diet-Induced Inflammatory Atrial Remodeling and Fibrillation.2018
Author(s)
Kondo H, Abe I, Gotoh K, Fukui A, Takanari H, Ishii Y, Ikebe Y, Kira S, Oniki T, Saito S, Aoki K, Tanino T, Mitarai K, Kawano K, Miyoshi M, Fujinami M, Yoshimura S, Ayabe R, Okada N, Nagano Y, Akioka H, Shinohara T, Akiyoshi K, Masaki T, Teshima Y, Yufu K, Nakagawa M, Takahashi N.
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Journal Title
Circ Arrhythm Electrophysiol
Volume: 11
Pages: e006040
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Dehydroevodiamine and hortiamine, alkaloids from the traditional Chinese herbal drug Evodia rutaecarpa, are IKr blockers with proarrhythmic effects in vitro and in vivo.2018
Author(s)
Baburin I, Varkevisser R, Schramm A, Saxena P, Beyl S, Szkokan P, Linder T, Stary-Weinzinger A, van der Heyden MAG, Houtman M, Takanari H, Jonsson M, Beekman JHD, Hamburger M, Vos MA, Hering S.
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Journal Title
Pharmacol Res
Volume: 131
Pages: 150-163
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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