2016 Fiscal Year Annual Research Report
重症熱性血小板減少症(SFTS)不顕性感染調査および感染リスク評価
Project/Area Number |
16H05258
|
Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
黒田 嘉紀 宮崎大学, 医学部, 教授 (50234620)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
乗峰 潤三 宮崎大学, 農学部, 教授 (30627667)
竹内 昌平 宮崎大学, 医学部, 助教 (80432988)
佐藤 実 産業医科大学, 産業保健学部, 教授 (90162487)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | SFTS / 重症熱性血小板減少症 / 疫学 |
Outline of Annual Research Achievements |
28年度は研究初年度である。計画に従い宮崎県、および福岡県で調査を行うため活動した。まず各自治体の特定健診時に調査を行うことから、宮崎県庁で開催される自治体との会合に出席し、この研究の趣旨を説明し、後日宮崎県各自治体に個別に許可を得た。これらの準備後、調査は平成28年7月から宮崎県の調査を開始した。 一方福岡県については、平成28年7月までに福岡県福岡市での調査に向けて、すでに協力同意を受けた検診施設を通して、当初予定していた自治体との調整を行っていたが、自治体の都合で協力が得られなかった 。そこで急遽北九州市に調査地を変更した。北九州市には、所定の手続きに従い了解を得たが 、調査地域への周知等もあることから、次年度開始とすることが適切となり、平成29年度に平成28年度分も合わせて調査を行うこととなった。以上の経過から平成28年度は宮崎県内の調査にとどまり協力者は673名であった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度調査計画は1)宮崎県および自治体の協力を得ること、2)宮崎県内の調査行うこと3)福岡県での調査も合わせ開始すること。であった。福岡県での調査は平成29年度に行うことになったが、調査地が北九州に決まり、自治体および医師会の協力を得ることが承認されたことを考慮すれば、概ね順調に進んでいると考えている。宮崎県での調査は3自治体にとどまったが、初年度であることを考えれば当初からの予定であり、順調であると判断している。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は1)宮崎県の残りの自治体での調査を行う、2)福岡県北九州市での調査を行う、3)新たに長崎県での調査を行うこととしている。長崎県については、当教室の助教が、長崎に赴任し、長崎でも患者が発生していることを考慮し、調査を行うことを検討した結果、自治体および健診施設の協力が得られたことから平成29年度より開始するとした。以上今後の計画も当初の予定通り行う予定である。
|