2018 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive immunological-analyses for patients with malignant mesothelioma and diffuse pleural thickening
Project/Area Number |
16H05264
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Research Institution | Kawasaki Medical School |
Principal Investigator |
西村 泰光 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (90360271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大槻 剛巳 川崎医科大学, 医学部, 教授 (40160551)
武井 直子 川崎医科大学, 医学部, 講師 (00509276)
李 順姫 川崎医科大学, 医学部, 助教 (70414026)
吉留 敬 川崎医科大学, 医学部, 講師 (40304307)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 悪性中皮腫 / 石綿 / 免疫 / 産業衛生 / 予防 / バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に続き、症例数の更なる蓄積、および凍結保存細胞試料を用いたmRNA量の解析を進め、びまん性胸膜肥厚(DP)と悪性中皮腫(MM)を比較し、両群間の免疫動態の把握を試みた。細胞表面タンパク質発現量および細胞中mRNAレベルの解析の最終的な結果として、DPに比べ、MMではTh上の①GITR ②CD69発現量が高く、CTL上の③CXCR3 ④CD69発現量は高値であった。Th中の⑤RORC、NK中の⑥c-Rel mRNAレベルはMMで高値であった。他方、DPはTh中の高い⑦GATA-3、CTL中の高い⑧PRF1 (perforin) mRNAレベルを示した。有意差を示す①から⑧を変数とする因子分析(最尤法, 斜交回転)を実施したところ、因子分析は2因子を抽出し、①-⑥は因子1で⑦⑧は因子2で高い因子負荷量(0.4以上)を示した。両因子のスコアを算出し2因子の二次元プロット図を描くと、MM集団は原点から第1象限、第2象限、第3象限に広がる一方、とDP集団は第4象限に集中し、両集団は2因子により明瞭に区別された。以上の結果は、MMとDP間の特にThおよびCTL機能における差異を示す。また、重回帰分析により①②また⑤⑦を独立変数とする数式1および2が算出され、代入により得られるスコア値1および2は良好な ROC曲線を示しMMとDPを明瞭に区別した。それらの結果は免疫学的指標群を用いたMMトDPの判別診断の可能性を示唆する。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(19 results)
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[Book] Lymphocyte2018
Author(s)
Kumagai-Takei N, Lee S, Matsuzaki H, Sada N, Yoshitome K, Nishimura Y, Otsuki T
Total Pages
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Publisher
IntechOpen
ISBN
978-953-51-6445-6
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