2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Glocal Education aimed at blending with advanced practical nurse education in Pacific island countries
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16H05568
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Research Institution | Okinawa Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
神里 みどり 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 教授 (80345909)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
謝花 小百合 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 准教授 (30647003)
上原 和代 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (70406239)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 太平洋島嶼 / 高度実践看護師教育 / 島嶼看護 / グローカル教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、カナダのルーラル看護に特化した大学院教育や継続教育を実施している大学訪問やカナダ・豪州で活躍しているルーラル・リモート看護の教育・研究・実践者を招聘して公開講座を開催した。 1)平成29年9月21日(木)~27日(水)まで、カナダにあるサスカチュワン大学とブリティシュコロンビア大学の2カ所の大学訪問を行った。サスカチュワン大学のプライマリー・ケア・ナースプラクショナー教育課程では遠隔教育がかなり活用されており、大学全体での遠隔システムが充実していた。例えば、遠隔地にある数カ所の大学に在籍している学生に対する授業や演習など遠隔システムで行っており、特に技術演習など、遠隔ロボットを活用して、遠隔地での学生の細かな技術確認などが行われており、画期的であった。病院実習でのカンファレンスにおいても、遠隔システムを活用して独自の小型のカメラが併設された機器を使って、どの病院でも教員が遠隔で参加できる体制が整えられていた。ブリティシュコロンビア大学では、ルーラル地域で活躍できる一般看護職のための継続教育プログラムを国の助成金を得て実践していた。 2)平成30年1月6日(土)にカナダの2カ所の大学からルーラル看護の教育・研究者2名を招聘し、公開講座の開催と本大学院修了生との懇談会を開催し情報共有を行った。講演内容は「カナダにおけるルーラルナーシングの教育と実践」と題し、2部構成で行った。1部が「ルーラル・ナーシング・ナースプラクティショナー教育と実践」2部が「ルーラルナーシングの継続教育と実践」であった。県内外から53名の参加者があり、講演内容の満足度は96%であった。 3)平成30年3月16日(金)と18日(日)の2日間、本大学と離島の久米島病院内で、豪州からナースプラクティショナーを招聘し、公開講座を開催した。参加者は63名で満足度は96.8%であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成28年度にカナダでのルーラルの学会が中止になり、カナダにおける大学訪問など情報収集が遅れ、研究計画の見直しが必要になった。平成29年度もカナダでのルーラルに関する学会の開催がなかったため、学会での情報収集は中止して、大学訪問のみを行った。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度は前年度の計画がカナダの学会の事情で遅れたが、平成30年度の計画の一部である公開講座など開催することができたので、最終年度は計画的に遂行できると考える。
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Research Products
(5 results)