2019 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病患者セルフケア能力測定ツールを活用した外来患者用ICT看護システムの開発
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16H05575
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
清水 安子 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50252705)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
脇 幸子 大分大学, 医学部, 准教授 (10274747)
黒田 久美子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (20241979)
石井 秀宗 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (30342934)
瀬戸 奈津子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (60512069)
正木 治恵 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (90190339)
内海 香子 岩手県立大学, 看護学部, 教授 (90261362)
中尾 友美 千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (90609661)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 糖尿病看護 / セルフケア能力 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでの研究の成果を踏まえて、糖尿病セルフケア能力測定ツール(IDSCA)を活用した看護師のための教育プログラムを作成し、看護師を対象に実施し、対象者への質問紙調査から、プログラムの内容の妥当性を検討した。 プログラムは、糖尿病看護とセルフケア支援、セルフケア能力とは、セルフケア能力測定ツールの概要、糖尿病患者の事例研究、糖尿病セルフケア測定ツールの利用方法が含まれおり、講義の後、事例をもとにセルフケア能力のアセスメントについてグループディスカッションをする時間も設けた。アンケートは講義の前後で行い、年齢、看護師経験年数などの基本情報に加え、糖尿病看護についての考え、セルフケア能力や測定ツールについての理解状況、プログラムについての感想などが含まれていた。調査対象者は、研究協力の同意を得て教育プログラムに参加した看護職であった。 本研究は、大阪大学倫理審査委員会の承認を得て実施した。 教育プログラムは2回実施され、合計63名の看護師がアンケートに回答した。参加者の平均年齢は43.4歳でした。プログラム終了後、0から5のリッカート尺度で質問項目を尋ねられた。 「セルフケア機関の要素の観点に興味があった」との回答の平均点は4.6点であった。 「セルフケア能力の要素の視点が難しかった」との回答の平均点は3.1点、「要素の観点からも援助方法の明確化につながった」との回答の平均点は4.5点であった。 教育プログラムの反応は概ね良好だったが、使い方を理解するのに役立つ内容をプログラムに組み込む必要があると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度コロナ禍にあり看護師を対象とした調査が行えなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナの収束状況を見つつ、順次調査を開始する予定である。
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