2016 Fiscal Year Annual Research Report
一般不妊治療を受ける女性患者に対する指導管理プログラムの効果
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16H05592
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
森 明子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (60255958)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹村 由里 帝京大学, 医学部, 助手 (00453697)
上澤 悦子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (10317068)
西井 修 帝京大学, 医学部, 教授 (40189254)
野澤 美江子 東京工科大学, 医療保健学部, 教授 (40279914)
百枝 幹雄 聖路加国際大学, 看護学部, 教授 (50221627)
高井 泰 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60323549)
清水 清美 城西国際大学, 看護学部, 教授 (70323673)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 一般不妊治療 / 生殖医療 / 女性の健康 / 生活管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、生殖医療チームを背景に、専門医および生殖医療に精通した看護師が、初めて一般不妊治療を開始する女性患者に対し、継続的な関わりをもち、説明および指導、相談を行った場合のQOLへの影響を検討することにある。 まず、研究協力候補施設に出向いて説明と協力依頼を行った。そのうえで、研究協力候補施設の医師・看護師に対し、指導管理プログラムに関するガイダンス・研修会を5月と6月と2月の計3回実施した。研究メンバーに加えて、各回11名、14名、22名の参加者があった。 協力施設において8月より通常管理群のリクルート、調査を開始し、2月初旬までに91名の患者の第1回目調査データ(ベースライン)及び25名の第2回目調査データを収集した。妊娠例やステップアップ事例等を除く78名が調査継続中であった。3月より、指導管理プログラム群に移行し、介入によるデータ収集を開始した。通常管理群91名の第1回目の健康関連QOL(SF36)は、活力・社会生活機能・日常役割機能(精神)・心の健康の4つの下位尺度および精神的側面のサマリスコアにおいて国民標準値を下回っていた。第2回目では、加えて日常役割機能(身体)・体の痛みの2つの下位尺度も国民標準値を下回った。FertiQOLの全体的QOL得点、健康状態得点、コアFertiQOL、治療FertiQOL、下位尺度の情緒・心と体・社会・治療環境・治療耐性について、ベースライン値より第2回目の値は低下していた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
協力依頼、ガイダンス研修を行い、データ収集に進むことができたため
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Strategy for Future Research Activity |
当該年度(繰り越し)分は順調に経過したため、今後メインとなるプログラム群のリクルートに関しても、協力施設と緊密な連絡をとりながら進めていく予定である。
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