2020 Fiscal Year Annual Research Report
Role of of That Luang Marsh for Environmental Health of Laos Vientiane Metropolitan Area
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16H05634
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
翠川 裕 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (10209819)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
翠川 薫 鈴鹿大学, こども教育学部, 教授 (20393366)
中村 哲 広島文化学園大学, 看護学部, 教授 (40207874)
真砂 佳史 国立研究開発法人国立環境研究所, 社会環境システム研究センター, 主任研究員 (50507895)
若杉 悠佑 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 助教 (90751412)
溝口 明 三重大学, 医学系研究科, 産学官連携講座教授 (90181916)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ラオス / ビエンチャン / タートルアン湿原 / マクヒアウ川 / 水質 / メコン川 |
Outline of Annual Research Achievements |
この研究の目的は持続可能な社会を構築するための基礎となることである。ラオスの首都ビエンチャンではチャイナタウン建設のために湿地帯が埋め立てられることによって、下水処理機能の低下を危惧されていることが背景となっている。ラオスにおいて下水処理場なき首都機能の維持が、河川の自然浄化能力で保たれている現状を解析する。本研究では、首都を流れるマクヒアウ川の水質をモニターすることによって首都における天然の下水浄化能力評価する。マクヒアウ川が、ビエンチャンにおける下水処理場の役割をはたしているいことを明らかにしてきた。本研究は、2020年度が最終年度であったが、コロナ流行で2年間のブランクが生じ、ラオス渡航が再開できたのは、2022年12月であり、本年度は3回現地調査を実施した。一回目は、12月に実施し、コロナによってラオスで大々的に行われてきたロックダウンの影響を調査した。2回目は、マクヒアウ川の水質を、水源となっているタートルアン湿原とホンケ下水路が合流する上流からメコン川の河港となっている下流にかけて調べた。3回目の渡航調査では、2回目と同じ地点を調査し、再現性を調べた。その結果、マクヒアウ川の上流から下流へと流れる間に河川水質は改善されていることが評価される。マクヒアウ川の自然浄化能力は保たれていると判定する。しかしながら、都市人口の増加と湿地帯の埋め立てが今後も進むならば河川の浄化能力が低下するのは避けられないと考える。これからも調査は継続される必要がある。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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