2019 Fiscal Year Annual Research Report
Rethinking the process of Islamization of Java through analyses of Javanese texts
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16H05662
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
菅原 由美 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 准教授 (80376821)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青山 亨 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (90274810)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | イスラーム化 / スーフィズム / 聖者 / 写本 / 東南アジア / ジャワ / 南アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
計画通り、2016~2018年の3年間の研究成果報告として、2019年7月にオランダのライデンで開催されたアジア研究者国際会議、11th International Convention of Asia Scholars (ICAS11) に参加し、本科研研究分担者、連携研究者、及び海外共同研究者とともに、パネル発表“Rethinking the Process of Islamization: Transformation of Religion as Reflected in Javanese Texts”をおこなった。菅原由美は16世紀のジャワ北海岸の宗教問答書にみるイスラーム神学と神秘主義について、青山亨はジャワとマレーの王国年代記に見る国家とイスラームの関係性について、Edwin Wieringaはジャワにおける聖人伝承に残る疑問について、Willem van der Molenはイスラーム期の物語に見られるヒンドゥー的要素について発表をおこなった。このパネルによって、これまで史料的限界ゆえに、詳細な検討がなされてこなかったジャワのイスラーム化初期(16-17世紀)に活躍したアクターたちについて再検討がなされた。この発表は、2018年6-7月に大阪大学で行った国際シンポジウム “Transformation of Religion as Reflected in Javanese Texts (2)“Rethinking the Process of Islamization”の成果とともに、Javanese Studies Series(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所出版)として出版する予定であり、現在編集作業中である。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(40 results)