2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of socially inclusive arts management in Asia
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16H05670
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
中川 眞 大阪市立大学, 都市研究プラザ, 特任教授 (40135637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 オリザ 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 教授 (90327304)
藤野 一夫 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (20219033)
岩澤 孝子 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40583282)
梅田 英春 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 教授 (40316203)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | アーツマネジメント / 社会的包摂 / アジア / ネットワーク / コミュニティアート / ソーシャリー・エンゲイジド・アート |
Outline of Annual Research Achievements |
申請書において計画した通り、アジア諸国における現地調査ならびに研究会、フォーラム、国際会議を実施した。 【調査】インドネシアのジョグジャカルタ市で行われた「子どものための創造音楽祭」を調査した。この音楽祭は2006年に起きたジャワ島中部地震からの文化復興の過程で2009年に誕生したプロジェクトであり、着実に地元の小学校に定着してきているところが観察できた。ただ、創作の方向性がルーティン化している面も見られ、その改善策について研究協力者であるインドネシア芸術大学のジョハン教授と検討した。今後はファシリテーターである芸術大学学生に対して、この事業の意義と手法について十分な教育が必要であるとの結論に達した。また昨年度のベトナムのハノイ市、カンボジアのシェムリアップ市での俯瞰調査を受けて、ハノイにて社会包摂型のコミュニティアートに関する調査に取り組み、関係施設を5ヶ所訪問した。また、平成30年8~9月に3週間、インドネシア芸術大学から研究者1名を招聘し、社会包摂型アーツマネジメントに関する短期の共同研究・情報交換を行なうべく、主として関西における実践施設において聞き取り調査を行なった 【国際集会開催ならびに発表】ベトナムのハノイにてアジア・アーツマネジメント会議(平成31年1月)、ジョグジャカルタにて都市研究フォーラム(平成31年3月)。バンコクにて都市文化研究フォーラム(平成31年3月)、以上3つの国際会議を開催した。科研メンバーによる基調講演あるいは口頭発表を行なった。 【出版等】研究協力者である雨森信との共同編集による単行本「社会包摂型アーツマネジメント」(水曜社と契約済み)の編集を開始した。R1年秋に出版予定である。その他、科研メンバーが論文等を発表した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)