2017 Fiscal Year Annual Research Report
Research on economic condition of input-output structure and social infrastructure in difficult areas in developing countries
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16H05704
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| Research Institution | Hiroshima University |
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Principal Investigator |
市橋 勝 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (10223108)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 慎治 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (00346529)
柿中 真 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (40421234)
吉田 雄一朗 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (70339919)
後藤 大策 広島大学, 国際協力研究科, 准教授 (80432847)
伊藤 高弘 神戸大学, 国際協力研究科, 准教授 (20547054)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 集落投入産出表 / 比較経済発展 / 貧困削減 / 条件不利地域 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、平成28年度に作成した集落投入産出表の結果を元に成果発表を行いつつ、追加の聞き取り調査を行なった。（1）ラオスの地方集落（ルアンパバーン県にあるフォンサイ村）での家計調査に基づいた集落投入産出表の作成とその成果発表、（2）ベトナムのハノイ近郊の地方集落（ホアビン県エンスイ地区）でのローンの借り入れに関する家計調査に基づいたデータ分析（主に、農民組合が借入額に与える影響を分析）とその成果発表、（3）ラオスにおける集落の相互依存関係を測定するための追加家計調査（ルアンナムター地区）、（4）ラオス全域における灌漑と農業収穫及び所得に与える影響に関するデータ整理、（5）ベトナムの集落（タイグエン県）での追加調査（集落における相互依存関係の調査）である。
これらの調査を元に、平成29年度は次のような結果を得た。（1）作成したラオス、フォンサイ村での集落投入産出表の結果と分析の成果発表、（2）ベトナムの地方集落におけるローン借り入れ状況に関する所属組合の影響分析の成果発表。集落投入産出表の作成とその結果に関しては、国際学会で1回、国内学会での英語セッションで1回、それぞれ発表を行なった。ベトナムのローン借入分性については、国際学会で1回の成果報告を行った。
また、日本国内の集落投入産出表の作成（上記の方法とは違った方法にる高知県大川村、沖縄県北大東村、北海道夕張市の投入産出表）の成果発表も国内学会において行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた地域調査を行い、初期目標の集落投入産出表を作成し、貧困地域の相互依存関係の度合いを測定できている。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成29年度まで積み上げてきた実績に基づいた蓄積を、平成30年度は着実に成果に結びつけていく予定である。さしあたり、査読付国際誌への論文等の形で発表するべく準備をすすめている。
また、国際学会、国内学会での英語セッションで報告を行う予定である。
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