2019 Fiscal Year Annual Research Report
アジア諸国のICT産業の新しい発展モデル -日本とアジアの相互依存的発展-
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16H05706
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
高橋 信弘 大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (40305610)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳丸 宜穂 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00387656)
中原 裕美子 九州産業大学, 経済学部, 教授 (40432843)
平川 均 神奈川大学, 経済学部, 非常勤講師 (60199049)
高橋 美多 大阪産業大学, 経営学部, 准教授 (60535128)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ICT産業 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、アジアと日本のICT産業がどのように発展しているのかを調査し、その状況を分析するものである。コロナ禍によりアジア諸国での現地調査は計画通りには進まなかったが、その現地調査により得られた情報をもとに、応募者らはいくつもの論文や書籍を発表することができた。 アジア諸国のICT産業について、応募者らの研究成果において示したように、欧米諸国や日本のICT産業との連携を強めている。それは、企業間の協業や共同開発という形や、欧米や日本の企業によるアジア諸国の企業の買収という形などによるもある。そのことが、アジア諸国のICT産業の技術進歩を促すとともに、新しいスタイルのビジネスの展開を促進している。このように、アジア諸国のICT産業は急速な発展を遂げている。 さらに、応募者らは、日本国際経済学会の全国大会における共通論題の報告者に選ばれ、ICT産業の発展による世界経済の変化や、そのその流れのなかで日本のICT産業の発展が遅れていることを論じた。日本のICT産業の発展が遅れている理由はいくつもあるが、その一つは、米国のシリコンバレーのようなICT産業のエコシステムが存在していないことである。さらに、個別企業の経営の在り方自体にも問題がある。よって、日本のICT産業の発展のためには、エコシステムの構築や、それを支える人材育成が必要である。こうしたことなしには、欧米諸国との技術面及びビジネス面における大きな差を埋めることは難しい。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)