2016 Fiscal Year Annual Research Report
Comparative Study of Politico-Religious Relations and Public Religions in Asia
Project/Area Number |
16H05712
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究科, 教授 (50196135)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川田 進 大阪工業大学, 工学部, 教授 (10288756)
矢野 秀武 駒澤大学, 総合教育研究部, 教授 (20422347)
藤野 陽平 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (50513264)
高橋 沙奈美 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 助教 (50724465)
外川 昌彦 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (70325207)
滝澤 克彦 長崎大学, 多文化社会学部, 准教授 (80516691)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 政教関係 / 東アジア / 公共宗教 / ナショナリズム / マスメディア |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研の経費中、繰り越し分で行う事業予定は、申請者の病気加療によって実現していなかった海外の研究者から研究に対してレビューを受けることであった。 2017年7月3日から7日まで、スイスのローザンヌ大学において開催された第34回国際宗教社会学会に参加し、アジアの政教関係を含む3つのテーマセッションを開催し、分担研究者含めて研究成果を報告して、レビューを受けることができた。 具体的には、1)「日本と東アジアにおける公共領域におけるネオ・ナショナリズム、政治と宗教」(オークランド大学のマーク・マリンズ氏と櫻井)、2)「東アジアの宗教とメディア」(台湾中央研究院の齊偉先氏と櫻井)、3)「現代アジアの宗教研究」(國學院大學の平藤喜久子氏と櫻井)の共同セッションが実現した。これらのセッションには、本科研において研究協力者となった北海道大学の大学院生や國學院大學の研究員も参加しており、各自の研究を進展させることが出来た。また、分担研究者である高橋と藤野も別のセッションに参加し、本科研の研究成果を報告することが出来た。 人文学・社会科学の領域でも若手研究者のグローバルな活躍が期待されている。具体的に言えば、国際学会や国内での国際ワークショップへの参加、外国語による国際雑誌への投稿、およびグローバルな研究ネットワークに加わることである。このような高い目標を達成する第一のステップは国際学会への参加であるが、この繰越額においてそのような機会創出を行うことが出来た。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
繰越額は学会参加費用分であったが、それを活用して本科研の分担研究者、研究協力者と共に国際宗教学会に参加し、セッションの開催、発表を行って海外の研究者からレビューを受けることが出来た。
|
Strategy for Future Research Activity |
本科研の研究成果を2018年7月にシンガポール経営大学で開催される東アジア宗教の社会科学研究学会、および7月中旬にカナダのトロントで開催される国際社会学会大会において研究報告を代表者、分担者、研究協力者共に行う予定である。
|
Research Products
(36 results)