2016 Fiscal Year Annual Research Report
教育行政専門職の養成、研修に関する比較研究―システムとカリキュラム・方法を中心に
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16H05727
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
日渡 円 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (50610383)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
葛西 耕介 愛知県立大学, 教育福祉学部, 講師 (00769010)
毎野 正樹 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (10760928)
雲尾 周 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (30282974)
渡邊 隆信 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (30294268)
堀内 孜 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授(移行) (40115978)
加治佐 哲也 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 名誉教授 (40127634)
押田 貴久 宮崎大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (40573879)
諏訪 英広 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (80300440)
小西 哲也 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (90761578)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 教育長 / 教育行政専門職 |
Outline of Annual Research Achievements |
我が国における教育行政専門職の養成、研修システムの立ち上げを前提に、その具体的な展開と同時平行して、日本における教育行政専門職化がグローバル・スタンダードに基づくものたるべく、主要国の教育行政専門職の養成、研修に関するシステム・制度、カリキュラムの実態と教育方法の実際を解明し、そこから我が国の改善、改革に資する知見を得ることを課題としている。 平成28年度は、年度当初に全体会を開催し、本研究の基本的な方向性を確認し、調査に関してはそれぞれの担当に委ねることとした。調査対象7カ国(アメリカ、イギリス、ドイツ、フィンランド、中国、韓国、タイ)の教育行政制度,教育行政専門職の位置付け、養成・研修制度に関する調査をそれぞれ実施した。アメリカ班では、教育長の任用資格制度に関するWEB調査を行い、テキサス州とテネシー州への訪問調査を実施し、テキサス州立大学並びにヴァンダービルト大学における取組を把握した。イギリス班では、教育長並びに教育長研修を実施している機関への訪問調査を実施した。ドイツ班はドレスデン等を訪問し調査を行った。フィンランド班では、ヘルシンキ大学並びにユバスキュラ大学における取組を訪問調査した。中国班では北京市教育工会と国家教育行政学院への訪問調査を実施した。韓国班では、道教育庁及び市教育支援庁、大学への訪問調査を実施した。タイ班では、一般大学及び地域総合大学への訪問調査を実施した。それぞれの担当毎に調査概要をとりまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の基本的な方向性に基づき、平成28年度は各国の教育行政制度及び教育行政専門職の位置付け、養成・研修システムの実態把握を各国の担当者を中心に文献・WEB調査並びに訪問調査を進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も各国への訪問調査等を行い、各国における教育行政専門職の能力開発に関するカリキュラムや方法について調査を進める。最終年度には比較分析を通じて、教育行政専門職の育成に関わる主要素を析出し、我が国における教育行政専門職の能力開発プログラムの在り方を検討していく。
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