2016 Fiscal Year Annual Research Report
生産環境・流通環境の影響を考慮した果実品質向上のための包括的品質評価モデルの構築
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16H05800
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
安永 円理子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00380543)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 浩平 岐阜大学, 大学院連合農学研究科, 教授 (20303513)
福田 信二 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (70437771)
高田 大輔 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80456178)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 熱帯果実 / 生産環境 / 流通環境 / 果実品質 / 水ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,タイ国産のマンゴー果実を対象とし,その生産体系および流通過程の最適化モデルを構築し,栽培および輸送技術の高度化指針の提案を行うことを最終目的としている. 本年度は,生産地から消費地までの種々の環境要因に関する基礎データを収集し,各種データマイニング手法を駆使し,生産環境と流通環境が果実品質に及ぼす影響を定量的に評価した. また,現地調査に先立ち,タイ・チェンマイにおいてキックオフセミナーを開催し,各ユニットの調査項目を確認することにより,研究全体の方向性を相互に共有した.現地調査は,チェンマイ大学農学部の所有するメヒアキャンパス内でマンゴー果実のポット栽培実施し,水ストレスがマンゴー樹体の成長におよぼす影響について調査した.一方,東京大学附属生態調和農学機構の温室内において,マンゴー実生苗に対する乾燥処理による枯死に至るまでの経緯を観察するとともに、樹液流計測により、乾燥により枯死に至りやすい樹体がどのような状態(展葉状態)であるかを検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
生産環境ならびに流通環境に関する各種基礎データを収集し,データマインニング手法のための基礎データの蓄積を順調に行っているため.
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Strategy for Future Research Activity |
データマイニング手法のための基礎データの蓄積を順調に行っているので,それらのデータを活用し,生産環境と流通環境が果実品質に及ぼす影響を定量的に評価する.
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Research Products
(6 results)