2016 Fiscal Year Annual Research Report
アジアにおけるヘリコバクター・スイス感染起因胃マルトリンパ腫の実態調査研究
Project/Area Number |
16H05835
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
東 健 神戸大学, 医学研究科, 教授 (60221040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星 奈美子 神戸大学, 医学研究科, 助教 (40645214)
森田 圭紀 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (60420460)
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Project Period (FY) |
2016
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Keywords | ヘリコバクター・スイス / アジア / 胃マルトリンパ腫 / 疫学調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、アジアにおけるヘリコバクター・スイス菌の感染、および、その関連消化器疾患、特に、胃マルトリンパ腫の実態を分子疫学的に調査し、ヘリコバクター・スイス菌感染対策について、アジアでのコンセンサスを構築することを目的として実施された。まず、アジア諸国におけるスイス菌感染率と関連消化器疾患発症頻度の疫学調査を実施するため、フィルピンのSt. Luke's Medical Center Global Cityへ訪問し、フィリピンにおけるスイス菌感染率と関連消化器疾患発症頻度の疫学調査に対しての研究内容説明を行うとともに、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、胃マルトリンパ腫患者を対象とし、上部消化管内視鏡検査の施行、そして、病理学的検鏡下、および、組織からの遺伝子解析によりヘリコバクター・スイス菌感染診断を実施できる体制の構築を試みた。さらに、フィリピンにおけるスイス菌感染関連消化器疾患発症を規定する因子の疫学的解析を行うためのアンケート調査を実施するにあたり、フィリピンにおけるスイス菌感染に関連していると思われる消化器疾患の発症状況の情報収集を行った。この情報に基づいて、アンケート調査のために質問票の作成に着手した。シンガポールとインドネシアにおける海外研究協力者とも連絡をとり、スイス菌感染率と関連消化器疾患発症頻度の疫学調査に対しての研究内容説明を進めた。さらに、ヘリコバクター・スイス菌感染の病態解析を開始するにあたり、ヒト臨床検体収集手順、ならびに、その臨床検体処理手順等を確立した。
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Research Progress Status |
平成28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度が最終年度であるため、記入しない。
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