2019 Fiscal Year Annual Research Report
核内構造体によるDNA二重鎖切断修復制御機構の解明
Project/Area Number |
16H05888
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
西 良太郎 立命館大学, 生命科学部, 助教 (80446525)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | DNA二重鎖切断 / 相同組換え修復 / 核内構造体 / nuclear speckles |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究計画では核内構造体の一つであり、転写および、スプライシングに密接に関連したnuclear specklesがDNA二重鎖切断(DSB)修復に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。そのために、nuclear specklesを構成する因子を対象としたsiRNAライブラリーとDSB修復のうち相同組換え修復(HR)を定量的に検出するDirect-Repeat GFPアッセイにより、HRに関与するnuclear speckles因子を複数同定した。これらのうち、脱ユビキチン化酵素であるUSP42について解析を進め、USP42はlow-complexity domainを介してnuclear specklesへ局在し、このnuclear specklesへの局在がHR促進、とくにDNA-end resectionに重要であることを明らかにした。さらに、USP42をベイトとした質量分析によりUSP42と相互作用する因子としてDNA-RNAヘリカーゼであるDHX9を同定し、DHX9がUSP42と同一経路上でHRに機能すること、両者がDSBに伴って発生するDNA-RNAハイブリッド構造(R-loop)の解消に促進的に機能することを示した。さらに、HRに重要な役割を果たすタンパク質であるBRCA1のDSB部位への動員にもUSP42および、DHX9が必要とされることを見出した。また、DHX9とBRCA1がDNAあるいはRNA依存的に相互作用することを明らかにした。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] A novel nuclear speckle factor, USP42, promotes homologous recombination repair by resolving DNA double-strand break induced R-loop2019
Author(s)
Misaki Matsui, Ryo Sakasai, Masako Abe, Yusuke Kimura, Shoki Kajita, Wakana Torii, Yoko Katsuki, Masamichi Ishiai, Kuniyoshi Iwabuchi, Minoru Takata, Ryotaro Nishi
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Journal Title
bioRxiv
Volume: -
Pages: -
DOI
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[Presentation] Regulatory mechanism resolving DNA double-strand break induced R-loop2019
Author(s)
Ryotaro Nishi, Misaki Matsui, Ryo Sakasai, Masako Abe, Yusuke Kimura, Shoki Kajita, Wakana Torii, Yoko Katsuki, Masamichi Ishiai, Kuniyoshi Iwabuchi, Minoru Takata
Organizer
日本放射線影響学会第62回大会
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