2018 Fiscal Year Annual Research Report
Construction of Material Profiles on Traditional Stone Drugs through Multidisciplinary and Museological Research
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16H05900
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
伊藤 謙 大阪大学, 総合学術博物館, 特任講師(常勤) (00619281)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 本草学 / 生薬学 / フィールドワーク / 石薬 / 化石 / 鉱物 / 博物学 |
Outline of Annual Research Achievements |
過去2年間にわたり、伝統的に使用されてきた数多くの石薬群を対象とし、マテリアルプロファイルの構築や基原解明における継続的な調査を実施してきた。さらに、国内外のフィールドワークを通じ、そのマテリアルプロファイルを集積するための調査を精力的に行ってきた。2018年度は、それらの研究成果のアウトリーチ活動を中心に活動を展開した。特に、大阪大学総合学術博物館第12回特別展「The Mineral World~人と鉱物のつむぐ物語~」(2018年10月22日~12月21日)は研究成果発表の総括的な場となった。この展覧会は新聞などでも告知されるなど大きな反響があり公表を博した。展覧会の内容と研究成果を加えたものは、大阪大学総合学術博物館叢書16「鉱物~石への探求がもたらす文明と文化の発展」として公表した。これらの内容として、2017年度に研究成果が産経新聞(平成29年5月19日夕刊)1面で取り上げられ、また多数の新聞社やテレビ局において報道がなされた石見銀山の鉱物資料における研究関連資料については、発見後初めての詳細情報の公表の場となった。また関連の研究における成果(竜骨関連標本)も新聞記事での発表がなされた。この内容に関しては、1編の学術論文として公表した。このように医療用ととしての石薬のみならず、冶金やその他の用途に用いる石薬においても研究を実施し、新たな石薬研究の可能性を攻究することとなった。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)