2017 Fiscal Year Annual Research Report
Convergence of actual practice and sports science using a real-time motion assessment system
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16H05917
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Research Institution | Biwako Seikei Sport College |
Principal Investigator |
藤林 献明 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 講師 (10732844)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 動作の即時評価 / 技術指導 / 指導の着眼点 / 水平跳躍 / 重心の動作 / コーチング法 / トレーニング法 / 逆振り子 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、水平跳躍種目の技術トレーニング指導を助ける「自動踏切技術評価システム」を考案して、スポーツ科学を用いたスポーツ支援とコーチによるスポーツ支援を融合して、それぞれの長所を生かして短所を打ち消す新たなスポーツ支援の形を提案することが目的であった。 本研究の目的を達成するために、水平跳躍種目に特化した即時的な技術評価システム「Ricocheting Accessor」を製作した。このシステムでは、水平跳躍中の身体の動作を“3つのばね”が連動して弾む動作に置き換えて評価する。そして、それぞれの“ばね”の動作や位置情報(姿勢)を変化させた際の推定跳躍距離から、パフォーマンス向上に有効となる技術課題を抽出する。なお、開発のプロセスにおいて、水平跳躍だけではなく、鉛直跳躍や側方への切り替えし動作、疾走動作などへの応用が可能となる仕様も付与している。 システムの効果検証については、水平跳躍種目のパフォーマンスを簡易的にかつ専門的に評価できるリバウンドロングジャンプテストを用いた。 そして、システムから導き出された技術課題について、跳躍動作を観察したコーチが導き出した技術課題と比較検討を実施した。 本研究で考案したシステムが導き出した技術課題と優れたコーチが導き出したコーチング課題には共通点が認められたことから、システムが一般的に応用できる可能性が示唆された。さらに、システムが導き出した課題は、コーチが選手に指導する際に見過ごしてしまう視点や、新たな着眼点を提供できる可能性が認められたことから、コーチが指摘する着眼点の妥当性を確認しあえる、“もう1人のコーチ”としての役割が期待できることが示唆された。 これらの研究成果は、部分的に国内外の研究誌への掲載や学会発表を実施した。今後は、システムの精度向上と研究の総括に相当する成果を国内外の学術論文に投稿し、掲載を目指したいと考えている。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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