2019 Fiscal Year Annual Research Report
Experimental archaeological study for reconstructing the history of East Asian casting technology by contrastive experiment
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16H05946
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Research Institution | Nara National Research Institute for Cultural Properties |
Principal Investigator |
丹羽 崇史 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 主任研究員 (40455564)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 鋳造技術 / 対照実験 / 実験考古学 / 土製鋳型 / 青銅器 / 東アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は異なった条件で実験鋳造した試料どうしを比較検討する「対照実験」の手法を主軸として、殷周青銅器を中心とした東アジアの鋳造技術の解明に取り組むものである。2019年度は4年目の最終年度にあたる。 2019年度は、山西省考古研究所侯馬工作站(中国・侯馬)・山西博物院(同・太原)、アジア美術館(米国・サンフランシスコ)、国立慶州文化財研究所(韓国・慶州)等にて、青銅器・鋳型などの資料調査を実施した。また、前年度に引き続き、中国出土冶金関連遺物・青銅器など関連資料の集成を進めた。 研究成果は、年度末に本研究の成果をまとめた報告書『対照実験を主軸とした東アジア鋳造技術史解明のための実験考古学的研究』を刊行したほか、『商周青銅器鋳造工芸研究』(科学出版社)に共同研究者との共著で論文を発表した。また、中国科学院自然科学史研究所での講演(11月12日・中国・北京)、ならびにアメリカ考古学会第84回年会 (SAA 84th Annual Meeting)(4月13日・米国・アルバカーキ)、日本文化財科学会第36回大会(6月1・2日・東京)、アジア鋳造技術史学会2019西安大会(8月24・25日・中国・西安)、第二届世界古都論壇及紀念二里頭遺址科学発掘60周年学術研討会(10月20日・中国・偃師)、中国国家博物館「造幣与王朝-国際視野中銭幣的影響与改変」(11月13日・中国・北京)にて、研究成果を報告した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)