2018 Fiscal Year Annual Research Report
T4P dynamics in response to mechanosensing system
Project/Area Number |
16H06230
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
中根 大介 学習院大学, 理学部, 助教 (40708997)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | IV型線毛 / 運動 / 光学顕微鏡 / 計測 / アーキア |
Outline of Annual Research Achievements |
IV型線毛のダイナミクスについて光学顕微鏡下での計測に関する研究を行なった。これまでに,シアノバクテリアにおけるIV型線毛の1細胞レベルの動態と,光に応答したIV型線毛の短時間での制御機構について研究を進めてきたが,本年度は新しい生物種に注目した。1つ目は Thermus thermophilus という好熱菌で,この種はバイオテクノロジーのモデル生物として知られていたが,これまでにIV型線毛に依存的な細胞運動性について,高精度に計測・観察された例はなかった。そこで,申請者は,本菌の至適温度である70℃下での細胞動態を計測する方法を確立し,また,たった 5 nm の細さのIV型線毛を光学顕微鏡下で観察し,その動きをリアルタイムで計測することに成功した。2つめは Halobacterium salinarum という好塩性のアーキアで,狭義のIV型線毛は持たないが,IV型線毛と進化的に同一の起源だと考えられるアーキアべん毛 (Archaellum) を持つことが知られている。アーキアべん毛は回転モーターであるが,バクテリアのべん毛とは全く異なる分子機構であり,詳細な動態計測,特にモーターの機能に注目した研究は行われていなかった。そこで申請者は,べん毛の回転を3次元的に様々な負荷環境下で測定することで,このモーターのエネルギー出力について計測することに成功した。また,この結果から,この回転モーターの新しい作業仮説を提案した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Immunoglobulin-like domains of the cargo proteins are essential for protein stability during secretion by the type IX secretion system2018
Author(s)
Sato K, Kakuda S, Yukitake H, Kondo Y, Shoji M, Takebe K, Narita Y, Naito M, Nakane D, Abiko Y, Hiratsuka K, Suzuki M, Nakayama K.
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Journal Title
Molecular Microbiology
Volume: 110
Pages: 64-81
DOI
Peer Reviewed
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