2018 Fiscal Year Annual Research Report
Association between social networks and oral frailty among community-dwelling elderlies in islands in Japan
Project/Area Number |
16H06240
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Research Institution | National Institute of Public Health |
Principal Investigator |
永吉 真子 国立保健医療科学院, その他部局等, 研究員 (30728960)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ソーシャルネットワーク / 口腔機能 / 生活環境 / 地域活動 / コミュニケーション活動 / 高齢者 / 舌圧 |
Outline of Annual Research Achievements |
肺炎は死亡原因の3番目に位置し、その96.9%が65歳以上の高齢者である。高齢者の肺炎の主な原因は誤嚥であり、加齢に伴う口腔・嚥下機能の低下により引き起こされる。高齢化が急速に進むわが国では、高齢者の肺炎及び口腔・嚥下機能低下への予防対策は日常的に取り組むべき重要課題の一つであるものの、それらの日常生活環境との関連については明らかではない。 本研究では、離島の高齢者を対象に、舌圧測定による口腔機能の評価とソーシャルネットワーク・ソーシャルサポートを含めた生活環境を調査することにより、高齢化が著しく介護・医療資源が限られた離島地域での誤嚥性肺炎予防および口腔機能維持に影響する要因を複合的に明らかにすることを目的とする。口腔機能が嚥下機能のみならず、平衡感覚の維持などの身体活動やコミュニケーション手段として重要である点に着目し、高齢者の口腔機能維持の阻害または促進因子を、多角的に明らかにする。
3年目である平成30年度には初年度選定した調査対象地域での調査を継続し、生活環境や舌圧測定による口腔機能等のデータ収集を行った。対象地域に居住する高齢者全員を対象とした同調査では、過去2年間に参加同意した者を含めると参加率89.2%となった。収集データ分析結果については、複数の学会で発表し論文化を進めている。今後、3年間の追跡データを含めた分析と公表を行う予定である。 なお、3年目の調査では、2年目までの調査結果を踏まえてより詳細な情報収集に繋げることができた。また、悉皆調査であるという利点を生かし、健診受診者と未受診者での最大舌圧値の比較検証を行った。今後も本研究を通して明らかとなったソーシャルネットワークの規模や日常の生活行動と口腔機能との関連について因果関係の検証を進めるとともに、他の疫学データとの比較・検証を含めて、口腔機能低下に影響する要因に関するエビデンス構築を行う予定である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(23 results)
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[Presentation] 住民健康診査受診における口腔内細菌叢の検討 関節リウマチと抗CCP抗体に着目した解析2018
Author(s)
玉井慎美, 佐々木大介, 森本心平, 川尻真也, 永吉真子, 山梨啓友, 小屋松淳, 柳原克紀, 齋藤俊行, 前田隆浩, 川上純
Organizer
第46回日本臨床免疫学会総会
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