2020 Fiscal Year Annual Research Report
Search for cold exoplanets and free-floating planets by near infrared gravitational microlensing observation
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16H06287
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
住 貴宏 大阪大学, 理学研究科, 教授 (30432214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 太郎 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (00548464)
村木 綏 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 名誉教授 (70013430)
松永 典之 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (80580208)
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Project Period (FY) |
2016-04-26 – 2021-03-31
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Keywords | 系外惑星 / マイクロレンズ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、世界で初めて近赤外線での重力マイクロレンズ系外惑星探査を行うため、世界最大級の近赤外線カメラを搭載した1.8m広視野望遠鏡を南アフリカ共和国に建設する。近赤外線では、星間減光が強い銀河系中心近くを観測可能で、星数密度が高く惑星発見数が増加する。星数密度が高い領域での惑星頻度を世界で初めて見積もり、環境による違いを検証する。これらにより惑星形成、進化の過程を解明する。本年度は、南アフリカ天文台と協力して、望遠鏡を格納する建物をサザーランド観測所で完成させた。漏水を防ぐためにドームと壁の隙間に防水加工を施し、赤外線カメラの温度を一定に保つための水冷用配管を整備して、安定した観測を可能にした。本年度は、2020年度に南アフリカに送った望遠鏡を観測所にインストールする予定だったが、渡航直前に南アフリカでCOVID-19オミクロン株が蔓延し始めた影響で再延期せざるをえなくなった。 メリーランド大学、NASAと共同で、4kx4kピクセルの大型赤外線検出器4枚使用した広視野カメラを開発した。検出器および読み出し回路は、NASA Roman衛星計画から貸与された。NASA/GSFCで、カメラ筐体および各パーツ製作後、フィルターホイールの駆動試験、真空試験、冷却試験、検出器の読み出し試験を完了し、無事完成した。 ニュージーランドのMOA-II望遠鏡による観測は継続し、今後PRIMEの成果と比較できるように系外惑星サンプルを増やす。2021年度は、順調に観測し、新たに9個の系外惑星発見に貢献した。 COVID-19の影響で、望遠鏡の現地据付が遅れて当初予定の観測はまだできていないが、2022年度に据付を完了し、当初計画の観測を行う予定である。NASAのRoman衛星は2026年に打ち上げ、宇宙からのマイクロレンズ惑星探査を行う予定であるが、本計画はその準備観測および協調観測も行う。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(35 results)