2020 Fiscal Year Annual Research Report
Understanding cognitive, neural and ecological bases of human collective behavior
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16H06324
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
亀田 達也 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20214554)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂上 雅道 玉川大学, 脳科学研究所, 教授 (10225782)
伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
竹澤 正哲 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (10583742)
小川 昭利 順天堂大学, 医学部, 助教 (30374565)
大槻 久 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 准教授 (50517802)
犬飼 佳吾 明治学院大学, 経済学部, 准教授 (80706945)
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Project Period (FY) |
2016-05-31 – 2021-03-31
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Keywords | 集合行動 / 集合知 / 計算論的アルゴリズム / 適応 / 種間比較 / 認知・神経機序 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルスの影響により、種間比較・協力規範に関する対面集団実験の実施が、所属機関の方針により不可能になったため、令和2年4月に実験を開始するはずの当初計画を、令和3年10月開始に変更した。この間、インターネットを用いた大型相互作用実験を行う準備と技術開発に注力した。研究チームとして複雑な集団実験を行うための高度な技術を一丸となって開発した結果、対面実験では到底実現できない規模の大型インターネット相互作用実験を精緻に行うことに成功した。とくに、フランス国立科学研究センター(CNRS)の研究者と行った集団実験 (Jayles, Kim, Escobedo, Cezerad, Blanchet, Kameda, Sire & Theraulaz, 2017)を、外国人偏見やモラル分断が生じやすい政治的課題に拡張したインターネット・フォローアップ実験(Kim & Kameda, in preparation)には総計で約3000人が参加し、集合知の生起条件について重要な知見を得た。種間比較実験については、カラスのコロニーにおける新規な採餌行動の集団普及(イノヴェーション)について、オスの順にに注目した解析を行った。成果の取りまとめについては、オミクロン株の蔓延による所属機関でのイベント開催自粛方針のため、成果の取りまとめに必要な海外研究協力者を交えた異種間・異文化比較データを議論する対面会議の実施が不可能となり、令和3年度内に事業を完了することが困難となった。コロナウイルスによる「事故繰越」を申請し、海外研究者との対面会議を令和4年度に実施した。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Behavioral and neuro-cognitive bases for emergence of norms and socially shared realities via dynamic interaction.2022
Author(s)
Kuroda, K., Ogura, Y., Ogawa, A., Tamei, T., Ikeda, K., & Kameda, T.
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Journal Title
Communications Biology
Volume: 5
Pages: 1379
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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